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■1 シリーズ武雄市TSUTAYA図書館(33) - 海老名市ツタヤ館運営の行方[https://www.nantoka.com/~kei/diary/?20151026S1][図書館][武雄市][CCC][TSUTAYA図書館] このエントリーをはてなブックマークに追加

海老名市立図書館の指定管理者による運営等についてのご説明10月26日付 文化通信「TRC、CCCとの関係解消へ」[https://www.nantoka.com/~kei/diary/?20151026S1] の記事でお伝えしました通り、CCC・TRC共同での「ツタヤ館」事業。TRC側が「図書館運営に対する理念の違いで」解消を申し入れたとのことです。 文化通信でトップが語るという形での発表からも、その前の、2015年10月25日の神奈川新聞記事。 海老名市「ツタヤ図書館」を見る(下)[http://www.kanaloco.jp/article/129841] での谷一会長からのコメントからも、これは、袂を分かつ宣言であって、これだけはっきりと決別宣言をやっておいて、今後他の自治体で、「やっぱり手を組んでやっていきます」というのは、ちょっと考えにくいだろうと思われます。
ただ、海老名市立図書館の運営については、文化通信記事で「当面は継続する」とし、共同の記事でも 「神奈川県海老名市の図書館は当面このまま運営を続ける」[http://www.47news.jp/CN/201510/CN2015102601002183.html] という表現になっていた通り、本日の海老名市の発表でも、指定管理期間満了の平成31年3月末まで、海老名に関しては、CCC・TRC共同での運営を続けることに決着した様です。
ハフィントンポスト[http://www.huffingtonpost.jp/2015/10/27/trc-ccc_n_8397778.html] が報じた通り、

TRCでは現在、図書館を管轄する市教委と「良い方向に向かうよう協議中」としており、市教委は今週中にも会見を開き、今後の図書館運営について説明することになった。 海老名市では市長選と市議選が11月8日に告示され、11月15日に投開票が行われる。本格的な選挙戦に向けて、「TSUTAYA図書館」問題が影響しないよう対応に追われている。

市当局としても、選挙戦を控えたこの状況で、これ以上不透明な状況が続くことは何としても避けたかったのだろうと思います。

海老名市:海老名市立図書館指定管理者の募集についてここで改めて、「CCC・TRC共同事業体」による海老名市立図書館の管理運営がどの様にして行われたかを振り返ってみたいと思います。
海老名市立図書館指定管理者の募集が行われたのは、2013年(平成25年)7月のことです。 この募集は、公募として行われ、9月13日に応募締切。 指定管理者選定委員会において、書類審査及び面接(プレゼンテーション)を行った上で、指定管理者の候補者を選定することとされていました。
募集要項[https://www.nantoka.com/~kei/TakeoReferences/Web%E5%85%AC%E9%96%8B/%5B%E6%B5%B7%E8%80%81%E5%90%8D%E5%B8%82%5D%20%E6%B5%B7%E8%80%81%E5%90%8D%E5%B8%82%E7%AB%8B%E5%9B%B3%E6%9B%B8%E9%A4%A8%E6%8C%87%E5%AE%9A%E7%AE%A1%E7%90%86%E8%80%85%E3%81%AE%E5%8B%9F%E9%9B%86%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6%20H25-07-30%20%E5%8B%9F%E9%9B%86%E8%A6%81%E9%A0%85.pdf] によれば、

(7)管理運営業務を担当する事業者が、 プライバシーマーク使用許諾又はそれに類する個人情報保護に関する資格を所持していること。
(8)管理運営業務を担当する事業者が、本件と類似施設の管理運営実績を有している こと。
(9)設計業務を担当する事業者が、 海老名市の入札参加資格(建築設計)登録を有していること。
(10)設計業務を担当する事業者が、本件と類似施設の設計実績を有している こと。

<留意事項>
・共同企業体の形態をとる場合は、構成団体全てが上記に掲げる事項を満たしていることが応募条件です。
・共同企業体で応募した団体は、単独で応募すること及び他の事業体の構成員となることはできません。

が応募資格とされ、「CCC・TRC共同事業体」が管理運営業務を担当し、代官山プロジェクトに参加した「株式会社アール・アイ・エー」が設計業務を担当する候補者のみが応募 *1 し、プロポーザルの結果、候補者として選定され、 平成26年3月27日に協定を結んだという経緯になっています。

海老名市図書館指定管理業務 事業計画書(CCC・TRC共同事業体) 「CCC・TRC共同事業体」が提出した、事業計画書を見てみます。
事業計画書は計76ページ。ページ右下隅に「Copyright(C) 2013 TRC,Inc. All Rights Reserved」と入っています。内容を見ても、TRC指定管理館の業務の紹介が大部分で、CCC独自の「ライフスタイル分類」についても、画像の通り、その内容には全く触れていません。また、この事業計画書通りに運営がされていれば、一連の様々な問題は生じることは無かったでしょう。
CCCの名義が見えるのは、事業計画書で別添とされた、5ページの完成予想パース。こちらには「CCC Co.,Ltd. All Rights Reserved.」の表記があります。
この内容から見るに、指定管理業務に関してはほぼ全面的にTRCが作成した事業計画を提出し、プロポーザルを経て、指定管理者として指定を受けたと言えると思います。

事業計画書がこの様にして作成されたことを踏まえますと、中央館の運営をCCCが全面的に行っていて、TRC側から 「CCCの独自の図書分類は司書が本を探すのも非常に困難。図書館のあり方として、考え方に折り合いがつかなかった。」[http://www.asahi.com/articles/ASHBW3GRDHBWUCLV002.html] という発言が出る状況にあることは、事業計画書で説明した様な運営をできていないということだと思います。

今後の中央館の運営に関しては、事業計画書で説明された様な運営が実現できる様、市当局としても適正な事業評価を行い、必要があれば是正勧告を通じて解決を要求する様にして頂きたいと思います。それが、市民の図書館を取り戻すために行政がなすべき仕事だと思います。

*1: 応募の意向を示した事業者は他にもありましたが、スケジュール上、申請までに海老名市の入札参加資格を得ることができず、参加を断念した模様です。

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