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■1佐賀県知事選挙の情勢を見て考えたこと[政治][選挙][佐賀県知事選挙] このエントリーをはてなブックマークに追加

※おことわり
この記事の筆者は、樋渡啓祐氏が武雄市長の職にあった当時から、その市政に疑義を呈してきており、この記事は、そういった立場のバイアスを含んでいることを否定できません。


いよいよ11日(日)に投開票が行われる佐賀県知事選挙。日記にも、まとまったことを書きたいと思いながら、書いてもどうにもならないという思いもあって、なかなか筆が走り出さなかったのですけれど、ここに来て、色々な方が記事を書き始めていらっしゃいますので、私なりに思うところを書いてみたいと思いました。気負わず、思ったことを書いてみます。


私が一貫して、樋渡氏の市政に対する姿勢を批判してきたのはご承知だと思います。当然、樋渡氏が知事になることを危惧していますし、知事にさせてはいけないと思っています。実際のところ、今回の選挙の結果がどうなるかについては注目して、各報道を追ってきました。
1月1日の佐賀新聞は、 樋渡が先行 山口急追[http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30107/141418] という記事を一面トップに掲載しました。実際のところ、この時点では「樋渡氏先行」読み方に依りますが、10ポイント程度のリードがあるという見立てだったのではないでしょうか。しかし、1月6日の西日本新聞は、 元武雄市長と元総務官僚が激戦 佐賀県知事選11日投開票[http://www.nishinippon.co.jp/feature/saga_prefecture_election/article/137416] と報じています。「激戦」の表現からすると、その差は少なくとも、数ポイントまでは縮まったと見ることができるでしょう。
この様な報道や各陣営の応援状況から、粗放に過ぎるかも知れませんが、現在の状況を分析しますと、 樋渡氏、山口氏は各々3割程度の組織票を固め、残り無党派、浮動票を島谷氏あるいは飯盛氏が掘り起こしている という見立てができると思います。ここでは数字はあくまで仮のものだと思って下さい。構図としてはこういう感じだと思います。


この状況にありますから、樋渡氏あるいは山口氏の当選は、残り4割の浮動票をどれだけ獲得するかにかかってくるでしょう。
出馬の経緯から、票が流れる方向として、山口氏が固めた組織票が樋渡氏に流れることは無いでしょう。後述しますが、逆はあるかも知れません。 つまり、樋渡氏、山口氏にとっては、 浮動票をいかに相手候補に入れさせず、自分に入れてもらうか という戦いになります。
前述の計算から、今回の選挙の結果。樋渡氏が当選するにしても、山口氏が当選するにしても、島谷氏あるいは飯盛氏の票を相手候補に足せば逆転していた…という選挙になる可能性は非常に高いと思っています。
しかし、結果、そうなったとしても 島谷氏が票を取ったから、樋渡氏が当選した という考え方はするまいと思っています。
なぜならば、島谷氏が獲得した票の多くは、島谷氏の今回の選挙活動が無かったら、投票に向かわなかった人の票だろうと思うからです。だとすると、その票を足していれば…というのは、意味が無いことになります。
また、投票に行っていたら、知名度だけで樋渡氏に投票された票だったかも知れないのです。
一方で、島谷候補の選挙活動によって投票に行き、「島谷さんを応援するけれど、山口氏に投票した」という方は、樋渡氏に投票する人よりも多く出るだろうと思います。
これは、島谷候補が「もやもん茶会」で、選挙を政治に参加する手段として地道に訴えてきた結果であって、 今回の選挙の投票率が高かったら、仮に、最後の最後の「どちらが樋渡氏を落とせるか」という判断で、山口氏に投票したとしても、島谷氏の成果 であると思います。
そういう意味で、島谷氏の今回の選挙戦は、 島谷氏の得票だけでは無く、投票率も見て評価すべき だと思います。


知事選挙ですから一般的に言って *1 、二位にはあまり意味がありません。その中で、島谷氏が当選する可能性としては、樋渡氏がまず落選するだろうという情勢になって、山口氏と島谷氏の間で競ったケースをイメージしていました。樋渡氏が落選するだろうという状況になれば、山口氏が固めた組織票も若干は緩み、「島谷さんが好きだから投票する」という余裕も生まれてくると思うのです。一方で、樋渡氏の票の中には、固定票と思っていたはずのものが、状況によっては他の候補に流れるという状況もあり得ますから、難しいですが、あり得ないケースではないと思っていました。
しかし、残念ながら、現状はそういう状況には無いようです。樋渡氏・山口氏の対決は報道の通り「激戦」という状況にありますから、山口氏支持者、つまり確実に樋渡氏を落選させなければならないと思っている有権者…としては、山口氏に投票するしかない訳です。
もし、 島谷氏に風が吹くとすると、樋渡氏から島谷氏へという風が吹かないといけない ということになると思います。この場合、樋渡氏は3位という結果になるはずです。


樋渡氏を応援している方は、仕方ないのだと思います。でも、応援していることにして、違う候補に投票しても良いのじゃないかと思います。
ポスター貼り替えの件にしても、「最初から考えていた」等と言うより先に、正月から支援者の方に、印刷所の方に掛けた苦労を労うべきだったんじゃないかと、思っておりました。


飯盛候補がどの様に今回の選挙を戦っておられるのか、報道ではあまり状況が分かりませんでしたが、これが最初で最後だという事はないと思っています。今後に向けて手ごたえがつかめていれば良いと思っています。


全体に、報道から見た情勢判断の話になってしまい、島谷氏の支持者の方には厳しい内容になってしまったように思います。ですけれど、今回の候補者の中で、どの候補者の考え方が一番好きかと問われたら、私は島谷さんの考え方が好きなのです。こういう選挙戦で無かったら、予定通りの統一地方選の日程だったら、もっと草の根の支持も島谷さんの考え方も広める時間があったのにと思うと、残念でなりません。


残された時間も短くなりました。本当に激戦の選挙です。しかも、選ばれてはいけない人は明らかですけれど、選びたい候補が複数いて迷う選挙だと思います。難しい投票になると思います。「その一票が誰を知事にするのか」をギリギリまで考えて、そして投票に臨んで頂きたいと思います。

*1: 一般的で無くなる可能性も残されてはいますが…

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■1新佐賀県知事に経済と雇用を期待する方に知って頂きたいこと[政治][選挙][佐賀県知事選挙] このエントリーをはてなブックマークに追加

星新一さんのショートショートに「末路」という作品があります。

自分の名前と顔を売り、人気と金を手に入れる。世の中にこれほど割のいい商売はなく、それをねらう人も多い。

物語はこの様に始まるのですが、樋渡氏の発言や演説を振り返ると、この作品を連想するのは私だけでは無いと思います。


知事が、経済と雇用についてまず考えるべきは、地元の経済、地元の雇用 だと思います。 樋渡氏が、この点についてどういうことを、今、語っているかは知りません。過去のブログや発言を追っても、 時々によって言う事が変わります[http://www.nantoka.com/wiki/wiki.cgi/takeoproblem?page=%C8%F5%C5%CF%B7%BC%CD%B4%BB%E1%C8%AF%B8%C0%B0%FA%CD%D1%BD%B8#p4] からそれは分かりません。
しかし、これまでどういうことをやってきたかを踏まえて、 佐賀県の経済、そして佐賀県の雇用を考えるならば、樋渡氏を知事にしてはいけない と、私は考えます。

樋渡氏が、自らの市政の実績として掲げるものとして、「市民病院民営化」「武雄市図書館」「花まる学園」があります。
樋渡氏が、 「ひわたし啓祐の紹介」[http://youtu.be/y7Fh5dMoKpQ] としている動画でも、この3つがハイライトとして取り上げられています。
しかし、 この全てが、県外の業者を呼んで来て行われたものであること を考えてみて頂きたいと思うのです。 地元の経済、地元の雇用ということを考えた時、市民の病院を県外の医療法人に売却したこと、市民の図書館の運営を県外の事業者に任せたこと、学校教育を県外の学習塾に任せたこと、果たして評価できることなのでしょうか。

武雄市図書館については、影響が顕著でした。

新武雄市図書館開館後、武雄市内のある地元書店は売り上げが前年同月比で1割程度減ったという。店主は「今後はさらに影響が広がるだろうが、何とか品ぞろえなどを工夫して営業努力でカバーするしかない」と話す。
樋渡啓祐武雄市長には同図書館の拡張や時間延長の考えもあるそうで、地元書店は更に売上ダウンは必至と警戒している。樋渡市長はこれまで反対意見には烈しく反発しており、地元書店ではマスコミの取材にも市側を刺激しないよう、自制している」と報告があった。

公共図書館と言う、本を求める人が集まる場所に、税金を使って店舗を入れる…地元の書店は大きなハンディを背負うことになる… こういった声は計画当初からありましたが、樋渡氏は冷ややかでした。

書店、本屋さんも考えるべきだと思いますよ。もうどこでもあるような本を本当に出すと─これ、しゃれじゃないですよ。(略)あえて苦口を言いますけれども、人様に今週もいろんな人たちに来てくださるような仕掛けが僕は必要だと思っているんです。
次に問題は、「CCCがどの程度の雑誌や文具を扱うかは分かっていないが、本格的なら例がないという。この構想には地元同業者に反発もある。」ってあるけど、ここも酷い。いつから佐賀新聞は地元同業者とグルになった利権集団になったんですか?
私は市民価値の向上を考えたい。書店は、ただ単に雑誌を並べるだけでは無く、ポップ等をつけることによって、自分の書店で買ってもらうようにしなきゃ。それが競争というものだと思います。

さらに、 市議会での議論[https://www.nantoka.com/~kei/TakeoLibrary/estseek.cgi?phrase=%E6%97%A2%E5%BE%97%E6%A8%A9%E7%9B%8A&perpage=10&clip=-1&navi=0&attr=&order=&genre1=on] の中では、 地元の書店を「既得権益」とした批判 を展開します。

当然のことですが、地元の書店は、ポップを付けるのは当たり前として、お客さんにより多くの本を手に取ってもらって、買ってもらえる様に努力をしています。武雄市の書店だけが、これまで何の努力もせずに商売をしてきたということがあり得ないという事は、商売をされている方だったら分かることだと思います。
そうやって、 地元の事業者が当たり前に営業努力をしてきたことを「既得権益」だとして攻撃し、行政が他県の業者のために公共施設を店舗に作り替えることを正当化してできたのが武雄市図書館 の、地元の産業との関わりの一つの側面です。

地元で商売をされる方として、地元で産業を担う方として、地元の経済を良くしたいと思う方として、地元の雇用を期待する方として、 樋渡氏の、県外の業者を呼んで来て組む という政策が、どれだけ地元の経済を損なうか、考えてみて頂きたいと願います。


樋渡氏は、こうも言っています。地域経済を活性化するために法案に関する、国会の参考人招致の場で、 地元商店街を活性化する方法について問われた時の回答 です。

それと、商店街ですけれども、私は正直言って諦めています。 例えば、七十歳の方にカンフル剤を打って二十のようになれということが僕は今までの中小企業政策だったと思うんです。だけど七十歳は七十歳の生き方があると思うんです。二十歳は二十歳の生き方があると思う。そこに私は無理があったというふうに思っております。

地元商店街は、七十歳だから諦めろという事でしょうか 、私は断じて違うと思います。樋渡氏は続けます。CCCの武雄市図書館を入れたから、人が集まった、このお客さんが周囲の商店に流れるのだと主張します。しかし、武雄市図書館の立地条件や人の流れをご存知の方だったら、そうはなっていないことはお分かりだと思います。観光客でさえ、点としての観光拠点にしかなりませんでした、開館による集客効果はわずか1年にして失われてしまいました、そして市民にとって利用価値が低下した施設が残された…それが武雄市図書館の改修の現実だと思います。


私は、これまで樋渡氏の政策をかなり手厳しく批判してきました。しかし、これは実態を知れば行き着くところだと思うのです。 ここでは、図書館の事にフォーカスしましたけれど、病院にしても教育にしても、 これまで当たり前だったことを、既得権益として攻撃し、自分が連れてきた業者に譲り渡す… これが、樋渡市政の現実であったと思います。
この実態を知れば、 樋渡氏の言う「改革」が、単なる既得権益の付け替え であって、本当の改革でも保守でもないことに気付くことになると思いますし、 次に「既得権益」だとしていわれもなく攻撃されることになるのが、県内のどういう事業者であってもおかしくない と想像できるのではないかと思います。
つまり、 あなたのあるいは、あなたの家族がいわれもなく攻撃され、仕事が奪われる ということです。行政の長が「ホイホイ組む」というのは、これまで当たり前に仕事をしてきた人たちから、何らかの形で何かを奪う、そういう事です。


樋渡氏の市政の問題点や危険性については、 あなたは樋渡啓祐を佐賀県知事に選びますか?[https://nomore-hiwatashi.com/] というサイトに簡潔にまとまっています。ご覧いただければ、そして多くの方にこの問題を共有して頂ければありがたいです。


冒頭で紹介した「末路」の主人公は、世の中のありとあらゆるものを攻撃し、テレビで喝采を浴びます。 「名前と顔を売り、人気と金を手に入れる」ことに成功するのです。
しかしある時、気付くのです。

人間というものは、他人のやっつけられたのや、自分のほめられたことはすぐに忘れる。 しかし、自分のやっつけられたことは、なかなか忘れない。忘れかけていても、相手の顔を見ると、とたんに鮮明に思い出す。

私自身は幸いにして、樋渡氏からやっつけられたことは無いのですが、樋渡氏のブログや講演を見ていると、その場にいない誰かをやっつけることによって、「名前と顔を売り、人気と金を手に入れる」主人公を思い出します。
樋渡啓祐総合検索[https://www.nantoka.com/wiki/wiki.cgi/takeoproblem?page=%C8%F5%C5%CF%B7%BC%CD%B4%C1%ED%B9%E7%B8%A1%BA%F7] で検索すると分かるのですが、自民党や幹事長、オスプレイや原発、アホ、バカと、それこそ<当るをさいわい>にやっつけてきています。

「(選挙への影響は)かなり出ると思う。あんなに嫌われるとは思わなかった」。佐賀県知事選に自民党推薦で立候補する樋渡啓祐(ひわたし・けいすけ)前武雄市長は22日、党本部で記者団に語った。

人をやっつけたことはすぐに忘れるものなのかも知れません。やっつけられた痛みを分かってもらうためには、 選挙で落とす[https://www.nantoka.com/~kei/TakeoLibrary/estseek.cgi?phrase=%E9%81%B8%E6%8C%99%E3%80%80%E8%90%BD%E3%81%A8&perpage=10&clip=-1&navi=0&attr=&order=&genre1=on&genre7=on&genre8=on&genre9=on] しかないのでしょうか。

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■1シリーズ佐賀県知事選挙を振り返る(1) - はじめに[政治][選挙][佐賀県知事選挙] このエントリーをはてなブックマークに追加

元旦の公明新聞の「主張」には、ジェームズ・ブライスの言葉を引いて、 「地方自治は民主主義の学校である」とありました。 一方で、「図書館は民主主義の武器庫である」とも言われます。
図書館に関しては、私は樋渡氏を、 公共図書館を商業施設に作り替えた市長 だと評価しています。


先日(平成27年1月11日)に投開票が行われた佐賀県知事選挙においては、 山口祥義氏が樋渡啓祐氏を破り、政権与党である自民党が、本部から次々と大物を送り込み、自動電話作戦を行うという選挙において、 佐賀県民は「県民党」の山口氏を選んだという結果が出ています。
マスコミによる報道では、今回の選挙の争点を、農協改革を進めようとする政府・自民党とJA全中の争いとした論調が多いようですが、 今回の選挙を考える上で、候補者自身が有権者にどう評価されたのかという観点を置き去りにすることはできないと思います。
安倍首相が「自信と誇りを持って推薦する」[http://www.saga-s.co.jp/senkyo/governor/30301/139950] とした樋渡氏ですが、 甘利明経済再生・TPP担当相は、選挙後に 「政策は支持されたが、候補者が支持されなかった」[http://www.jiji.com/jc/zc?k=201501%2F2015011200147] としている様に、その評価は政府・自民党の中でも一貫したものでは無かった様です。
私自身は、樋渡氏の市政は決して評価できるものでは無かったと考え、 この選挙戦においても知事とされるべきでは無いと考えて、その様な主張を展開してきましたので、 選挙の結果が、今回の様になったことには一安心をしています。
ただ、樋渡氏による市政が残した負の遺産の検証と整理はまだこれからで、 むしろ今ようやくその端緒が開かれたと言っても良いと思います。
樋渡市政の問題を追及するという仕事は、まだまだ残っていますが、 ここで、今回の選挙戦についての振り返りをしておきたいと思いました。


今回の佐賀県知事選挙。佐賀新聞の記事では、匿名の記者B氏が、

B 陣営の動きとは別に、ネット上では特定候補者に対する「落選運動」もすさまじかった。陣営のネット活用にも言えることだが、これらがどれだけ県内の有権者に影響したかを把握するのは難しい。

としていますが、確かに、ネットでも樋渡氏に対する批判 *1 が繰り広げられ、私自身も選挙を意識した批判を展開してきました。
これを、「インターネット選挙運動」いわゆる「ネット選挙」の動きの一つと捉えて、 ネット発の「動員の革命」が選挙を動かした事例かと言えば、それは違う という感想を、私自身は持っています。
また、 ネガティブキャンペーンが選挙を動かすかと言えば、それは違う と思っています。


今回の選挙を振り返りますと、激戦となった山口氏と樋渡氏の当落には、各候補者が主張した政策以外に、候補者自身に対する評価が大きく影響を与えたと考えています。
佐賀新聞の 佐賀県知事選立候補者50問アンケート[http://www.saga-s.co.jp/election/2014/chizisen-questionnaire.html] を参照頂きたいのですが、このアンケートにおける山口氏と樋渡氏の回答には、はっきりと違うという感触は持ちにくいと思います。
マスコミ報道で焦点として取り上げられる農協改革に関わる「JA全中は一般社団法人化すべきか」という問いに対しては、両候補とも「△」と同じ回答をしています。

農協改革を進めようとする政府・自民党と農協の戦いという論旨に違和感を感じる根拠をもう一つ挙げます。
山口氏出馬までの経緯を振り返りますと、昨年11月末に、TPP国内調整担当総括官の佐々木氏が、自民党国会議員の一部や農協幹部らから立候補要請を受けて立候補しようとしたものの断念した。という経緯があります。

佐々木氏は同県伊万里市出身。佐賀県の自民党国会議員の一部や農協幹部らから立候補要請を受け、同市支部を通じて11月29日、党県連に推薦願を提出していた。しかし、甘利明TPP担当相は同28日の閣議後の記者会見で「TPPの国内調整の最高責任者で、そばに置いておかなければならない存在」と強調、慰留する考えを示していた。

「農協改革に対する農協の反発」という見立ては、TPPを推進してきた立場の佐々木氏への立候補要請を説明できない 様に思います。


つまり、農政協幹部の発言にある通り、そもそもこの選挙戦は、農協にとっては、 「的外れだ。自民推薦だからけんかするんじゃない。樋渡が知事になれば農協と県の関係は崩れる。だからやるんだ」 という選挙戦だったことになります。
この選挙を、 樋渡氏自身の政治手法やこれまでの市政と切り離して論じることには無理がある と考えます。

「的外れだ。自民推薦だからけんかするんじゃない。樋渡が知事になれば農協と県の関係は崩れる。だからやるんだ」

山口推薦を決めた12月19日、農政協幹部は「行政と農協は一体になって農政を進めているが、武雄市とは関係が薄かった。レモングラス栽培をはじめ、すべてがパフォーマンス」と自民の樋渡推薦に同調しない理由を語った。

一方、候補者自身に対する評価としては、武雄市長を務め「抜群の知名度」とされた樋渡氏に対し、県内での知名度がほとんど無い状態から、告示直前の立候補で選挙に挑むことになった山口氏と言う状況がありました。


こういった中、武雄市での樋渡氏の市政を見て来た人たちは、樋渡市政の問題点を有権者に知ってもらおうという行動を起こしていくことになります。
今回の県知事選挙に特化して立ち上げられた、 あなたは樋渡啓祐を佐賀県知事に選びますか?[https://nomore-hiwatashi.com/] がその代表的な存在ですが、この問題を追ってきた方々、銘々にTwitterでの情報発信を行ったり、 ブログ記事を書いたり、過去に書いたブログをこの機会に再度発信したりと、各々様々な方法で、 これまで集めてきた、市政に関わる樋渡氏の情報を、県民に届けるべく行動を起こしました。


ウィキペデイア[http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E9%81%B8%E6%8C%99%E9%81%8B%E5%8B%95] には、 投票において、ネット上の情報を参考にする人は10%程度 という指摘が引かれています。
しかし、今回の選挙戦の日程では、正月や成人式を含み、様々な世代の方が集まる機会がありました。 そこで、ネットでの情報を周囲の人。特に他の世代の人に伝えてくれるのでは無いかと言う期待がありました。
樋渡氏のやり方に問題があることを知っていて、それを他の人に説明するためのツールとして、 あなたは樋渡啓祐を佐賀県知事に選びますか?[https://nomore-hiwatashi.com/] は、相当の力を発揮したのではないかと思っています。


一方、 ネットでのネガティブキャンペーンが、特定の候補を落選させるための有力な手段になり得るのかどうかについては、私は否定的です。 ネットで調べて投票しようとする人は、その情報の信憑性を考えるでしょう。根拠のないイメージでは受け入れられないでしょうし、投票に影響を与えないでしょう。
しかし、その情報が正しいものであると確認され、信頼された場合には、ネットでの拡散力も上がるでしょうし、ネットだけでは無く他人にも話すでしょう。
正月をはさんで、様々な集まりがある中で、選挙が話題に上がり、各候補者について知っていることを各々に話す…選挙の話をする位の間柄ですから、親密な間柄です。
この中で、ネットで情報を得た方が、樋渡氏の過去の市政や発言について語ってくれる。 親密な間柄での会話なので、話す人がしっかりした根拠のある情報を得ていれば、うわさ話ではなく、信用されて伝わっていく。 理想的には、そういう状況を期待して、うわさ話や根拠のない悪口では無く、徹底して事実を積み上げてきました。
徹底して事実を積み上げた上での簡潔な批判こそ、ネットで調べて投票しようという人に受け入れられ、そしてその周囲の人にまで拡散されていく情報になる のだと思います。


今回の佐賀県知事選挙に絡んで、本当に様々な方が様々な形で、樋渡氏の過去の市政や姿勢に対する批判を展開したのは事実だと思いますが、 ネットが選挙を動かしたというよりも、有権者が他の有権者に説明するための情報を提供したのだと思っています。
その結果、樋渡氏が有権者に支持されずに落選したのであれば、その選択に貢献できたのであれば、 そのことを嬉しくは思いますが、私自身は、実は勝ったという感想は持っていません *2
最初に書きました通り、樋渡市政の追及はまだこれからです。


今回の選挙において、TwitterやFacebookでは、樋渡氏の批判よりもむしろ正統的なネット選挙運動の方が数の上では目立っていたのではないでしょうか。
もし、この選挙でネットが何らかの影響を与えたとするならば、ネットの拡散力よりもむしろ、ネットが持つアーカイブ機能の方が影響を与えたのではないかと思っています。
そして、地域におけるアーカイブとしての役割こそ、地域の公共図書館の大切な役割であり、その力こそ図書館を「民主主義の武器庫」たらしめているのだと思います。
郷土の資料を破棄[https://www.nantoka.com/~kei/diary/?20140421S1] し、公共図書館を商業施設に作り替えた樋渡氏は、図書館から切り捨てたものの持つ力に気付かなかったのかも知れません。


シリーズ佐賀県知事選挙を振り返る(2) - 告示前[https://www.nantoka.com/~kei/diary/?20150114S1]

*1: 改正公職選挙法では、特定の候補者の当選を図ることを目的とせず、単に特定の候補者(必ずしも1人の場合に限られない)の落選のみを図る活動を「当選を得させないための活動(落選運動)」としていますが、そもそも、「一般的な論評に過ぎないと認められる行為は、選挙運動及び落選運動のいずれにも当たらない」という前提がありますので、ネット上の批判は必ずしも落選運動ではありません。
*2: tweet[https://twitter.com/keikuma/status/554977025018966016] しましたけれど、モンスターに出会って、こっちの戦闘力はみんな弱くて、みんなろくな武器は持っていなかったけれど、手あたり次第に色々投げたら、何かコンボが決まった様なそんな感触です。

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■1 シリーズ佐賀県知事選挙を振り返る(2) - 告示前[https://www.nantoka.com/~kei/diary/?20150113S1][政治][選挙][佐賀県知事選挙] このエントリーをはてなブックマークに追加

武雄はすべてレモングラス畑である。

と、書き始めようと思ったのですが、そんなにポンポン息をする様にウソは出てきませんでした。この点については樋渡氏の能力を高く評価せざるを得ません。

樋渡氏が 佐賀県知事選挙への出馬の意向を表明[http://www.nishinippon.co.jp/feature/saga_prefecture_election/article/133630] したのは、昨年の11月16日の事でした。樋渡氏は、 11月17日に立候補する考えを首相官邸で菅義偉官房長官に伝え、了承を得[http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/130515] ていたと言い、いわば地元の自民党県連を出し抜いた形で中央の了承を取り付けて立候補したことが、今回の保守分裂と、政府・自民党推薦候補の落選という事態を招く結果となっていきます。


当時の、たけお問題クラスター *1 には、「これで樋渡氏が高転びしてくれれば」「自民党がぎりぎりになってはしごを外してくれれば」という期待はあったと思いますが、point of no returnを過ぎるまでは黙っていた方が良いかなという雰囲気があったと思います。
「クラスター」の語義は「群れ」位を意識して頂くのが雰囲気にあっていると思います。組織があるわけでも、参加届をだすわけでも、ましてやリーダーがいる様なものではなく、まさに「群れ」なので、誰が何を言っても誰も止める訳ではない訳ですが、結果としてそういう雰囲気になったということです。

私自身も、もちろんそういう期待をしていましたが、結局はしごは外されず、 佐々木氏は出馬を断念[http://www.saga-s.co.jp/news/saga/10101/131402] し、保守分裂の選挙に突入することになったという経緯は皆さんご存知の通りです。


この頃、島谷さんのグループが地道に「茶会」等の活動を続けて出馬の意向を持っていること、県連内も激しく分裂していて他の候補の擁立を模索していること等の情報が入って来ました。
これまで、樋渡氏の市政を追いかけてきた私自身も、今回の選挙を機に、樋渡氏が武雄市で行ってきた市政の問題を広く周知したいという気持ちを持っていました。
たけお問題クラスターが、樋渡市政の問題について追いかけて来て蓄積している情報は膨大で、 まとめサイトにまとめが必要 という状況になっていました。 佐賀県武雄市の問題について:takeoproblem[https://sites.google.com/site/takeoproblem/] 自体も、そういうまとめの一つですし、 私自身も公開している開示資料をまとめた、 武雄問題文書館 - 資料室[https://www.nantoka.com/~kei/TakeoReferences/]検索サービス[https://www.nantoka.com/~kei/TakeoLibrary/estseek.cgi] が必要な位、資料を収集してきました。
ネット上で収集できる資料以外にも、樋渡氏の著書は4冊とも購入して持っていますし、武雄市図書館を取り上げた書籍や雑誌、樋渡氏が著者となっていたり、取り上げられた新聞・雑誌の記事等は、地元の図書館のデータベースサービスや、有料のデータベースサービス、国立国会図書館の遠隔複写等を活用して収集して、目を通してきた積りです。
孫子・謀攻に「知彼知己者、百戦不殆。不知彼而知己、一勝一負。不知彼不知己、毎戦必殆。」とありますが、 批判対象に対する知識は、批判を行う上で必須のものだと考えます
「嫌いだから知りたくもない」という気持ちにはなりがちなのですが、 相手の主張を良く調べない、相手の話を聞かない、相手の事を知ろうとしないという態度では、批判することもできないのです。
たけお問題クラスター諸氏は、この点において、みんな非常に良く訓練されていたと思いますし、また適任だったと思うのです。 市内の方は、距離が近いですから「嫌いだから知りたくもない」という拒絶感が強いのです。ある程度、客観的に距離があるからこそできたことかも知れないと思います *2


そういった中で、私自身が、この選挙にどの様に関わっていくか態度を決めなければと思う様になりました。クラスター諸氏もそうだったと思います。
まず、選挙に関しては我関せずと傍観しておいて、選挙が終わってから結果に関わらず同じ様に批判を続けること。これは許されない訳ではないと思います。ですが、私は自分で納得が行きませんでした。
次に、特定の候補を決めて樋渡氏と比較しながら、問題点を明らかにする形で応援して行くこと。一対一の選挙であれば、この形を取らざるを得なかったと思いますが、樋渡氏を落選させることを目的として、特定の候補を応援することは、かえってその候補にマイナスに作用する可能性があると判断しました。その候補や陣営が主導してネガティブキャンペーンをやっているとの誤解を与えかねないからです。
結局、私自身は、改正公職選挙法で「当選を得させないための活動」とされている、いわゆる「落選運動」に活動を絞り込むことにしました。
公職選挙法が「当選を得させないための活動」を定義しているという事は、裏を返せば、ネット選挙解禁の際に、落選運動が行われることが想定されていたということです *3
とすれば、 ある候補者の当選を得させないことを目的とするのであれば、「当選を得させないための活動」を行うのが、正々堂々とした正当な方法 といえると思います。

第一条  この法律は、日本国憲法 の精神に則り、衆議院議員、参議院議員並びに地方公共団体の議会の議員及び長を公選する選挙制度を確立し、その選挙が選挙人の自由に表明せる意思によつて公明且つ適正に行われることを確保し、もつて民主政治の健全な発達を期することを目的とする。

先にも述べた通り、たけお問題クラスターというのは、あくまで群れであって、組織もなければ統率者もいない訳ですが、この数年間蓄積してきた情報を活用するのには、徹底した批判を行うのが有効ですし、仮に万が一樋渡氏が当選したとしても、この機会に樋渡氏の市政の問題を周知するのに有効という判断もあったのか、クラスターの多くの方たちが、樋渡氏に対する批判 *4 や、批判を通じて「当選を得させないための活動」に取り組んでいった様に思います *5


シリーズ佐賀県知事選挙を振り返る(3) - 選挙戦突入[https://www.nantoka.com/~kei/diary/?20150116S1]

*1: この表現が適切かどうか分からないのですが、私を含め、以前からTwitterの「#たけお問題」に集まって、武雄市における樋渡氏の市政の問題を追及していた人たちのことを、ここではこう呼びます。なお、ハッシュタグの由来については、 こちらの記事[https://www.nantoka.com/~kei/diary/?20130210S1] を参照ください。
*2: 武雄市において樋渡市政がなぜ成立したかを考える上で、「嫌いだから知りたくもない」という感情は考慮してみる価値があると思っています。
*3: 余談ですが、公職選挙法の改正によるネット選挙解禁前であっても、クラスターの方たちが行った活動の大部分は合法だったと思います。ネット選挙の解禁自体は、今回の活動の大勢に影響を与えるものではなかったはずです。ここを踏まえずに、今回の落選と「ネット選挙解禁」を論じる記事を書くと、クラスター内にはおなかが痛くなる人が増えて困りますので、そういう論点で記事を書こうと思われた方は、まずは インターネット選挙運動の解禁に関する情報[http://www.soumu.go.jp/senkyo/senkyo_s/naruhodo/naruhodo10.html] を良く読んでください。お願いします。
*4: 「一般論としては、一般的な論評に過ぎないと認められる行為は、選挙運動及び落選運動のいずれにも当たらないと考えられる。」 改正公職選挙法(インターネット選挙運動解禁)ガイドライン, 第1版:平成25年4月26日, インターネット選挙運動等に関する各党協議会[http://www.soumu.go.jp/main_content/000222706.pdf#page=37]
*5: 「良く訓練をされているけれど統率されていない群れ」なんかが、組織として戦わないといけない選挙の中に入ってきたら、戦法としては正しいけれど、結果として、味方を爆撃しちゃうということが起こりかねない訳ですし、ネット上の集団は一般的に「敵に回すと恐ろしいが、味方につけると頼りない。」と言われます。樋渡氏を知事にさせるべきでないと考えて何らかの行動をするならば、こういうやり方をすることになったと思います。

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■1 シリーズ佐賀県知事選挙を振り返る(3) - 選挙戦突入[https://www.nantoka.com/~kei/diary/?20150114S1][政治][選挙][佐賀県知事選挙] このエントリーをはてなブックマークに追加

12月12日に決断し、16日にかばん一つで佐賀駅に降り立った。わずか30日間で勝利できたのは奇跡だと思う。

先の知事選で樋渡氏を破った山口新知事は、初めての知事選への立候補についてこう語っています。 思えば樋渡氏も、武雄市長選への立候補について、

平成17年も押し詰まった12月28日の夕方、僕は妻とふたり、武雄温泉駅に降り立った。博多からの特急を下車したのは、僕たちだけ。空には墨流しのような雲がたなびく薄暗い夕方、強い風の中をときおり白いものが飛んでくる。

と、書き始めています。 どうも、他の土地から決意して初めての選挙に立った際には、駅に降り立った瞬間の印象が強く残るものの様です。
ただ、 佐賀県南部の2005年12月28日の天気[http://weather.yahoo.co.jp/weather/jp/past/41/8510/detail.html?c=2005&m=12&d=28] を見ると、天気は曇り。降水量は0.0mmとなっており、そう荒れた天気では無かったようですので、この描写には本人の心理による脚色があるように思います。


さて、 前回[https://www.nantoka.com/~kei/diary/?20150114] は、山口氏の立候補が確定して今回の選挙の大枠が決まったあたりまでのお話をしましたが、この頃までに検討していたことを整理しておきます。
まず、選挙の情勢なのですが、今回は衆議院選挙が近かったこともあり、 非常に新鮮な[https://www.pref.saga.lg.jp/web/kensei/sen-senkyo/_85392.html] データがありました。 県議も支持を比較的鮮明にされている方の過去の得票は、 2011年の県議会議員選挙[http://www.realpolitics.jp/senkyo/db/pref_view.php?c=410004#4_2011-04-10] のデータから、どの程度の票を持っているかを想定してみました。
このあたりの分析については、 座間宮ガレイ[https://twitter.com/zamamiyagarei] 氏の 選挙JOCKEY!![http://twitcasting.tv/zamamiyagarei] が随分参考になったのですが、当時はどの議員が、どちらの候補をどの程度応援しているのか、実際のところを知ることも難しく、基礎票では樋渡氏やや優勢。無党派層が知名度で樋渡氏に流れたらかなり厳しい…という見込みをしていました。
この見込み、 元日の佐賀新聞の世論調査[http://www.saga-s.co.jp/senkyo/senkyosaga/30107/141418] を受けた記事で、「樋渡が先行 山口急追」との見出しが打たれましたから、告示時点では比較的、当たっていたのではないかと思っています。


nomore-hiwatashi.com そういった状況を打開しないといけないということで、真っ先にやらないといけないと思っていたのが、 樋渡市政の問題点を分かりやすくまとめたページを作る事 でした。
長年にわたって追いかけてきていると、かえって深く、分かりにくいところにまで踏み込んでしまっていて、初めて樋渡氏を評価しようとする人には届かない記事になってしまいます。 データは莫大にあるのですが、分かりやすい切り口を立てて、選挙に関わる方に分かって頂ける様なページが必要だったのです。
幸運なことに、そういうページを @nojimage[https://twitter.com/nojimage] さんが立ち上げられました。

非常に抑えた表現で、樋渡市政の問題を簡潔にまとめたサイトになっていました。 しかも、佐賀県民の方が作られたということで、これこそ求めるものという感じだったのです。

そんな中、樋渡氏は過去のツイッター上での発言を削除するという行為に出ます。
もちろん、過去の発言のアーカイブは手元に持っていた訳ですが、ソースとして示すのが難しくなります。首長という立場にある者の発言は重い物であって、過去にはその発言によって様々な圧力を行使してきた訳です。それを選挙前に選挙に関わる方の目に触れては困るからといって削除するのは、許されることではないと考えました。過去の発言を見て、支持は検討されるべきです。
そういったことがあり、私は、 樋渡啓祐総合検索[https://www.nantoka.com/wiki/wiki.cgi/takeoproblem?page=%C8%F5%C5%CF%B7%BC%CD%B4%C1%ED%B9%E7%B8%A1%BA%F7] *1 を用意し、 樋渡啓祐氏発言引用集[https://www.nantoka.com/wiki/wiki.cgi/takeoproblem?page=%C8%F5%C5%CF%B7%BC%CD%B4%BB%E1%C8%AF%B8%C0%B0%FA%CD%D1%BD%B8] を作りました。

これらのページがどの程度の成果を挙げたのかは分かりません。また、ログの解析について細かい内容に言及することは、 このサイトのポリシー[https://www.nantoka.com/~kei/policy.html] に反しますので差し控えたいと思います。
ですが、ログ以外の伝聞からも、 有権者とするのではなく、選挙に関わる方と書いてきましたが、この方々には活用を頂いたのでは無いかと評価をしています。


今回の知事選。新人同士の戦いですから、山口氏も樋渡氏も、自らの組織を持っている訳ではありません。樋渡氏は、自民党の推薦をもらえば組織は付いてくると考えたのかも知れませんが、選挙運動をする人達は、全て無償で活動する訳です。
そして、立候補者は、議員や他の首長の持っている組織の力を貸してもらって、選挙運動を戦うことになります。
ですから、 議員や首長が、どの程度本気で候補を応援するか。自分の選挙と同じ様に頑張ってもらう気持ちになるか まず、ここが大きいと考えました。
これはあくまで想像ですが、この点に絞って、ネット以外の手段でそういう方たちに情報を届けたクラスタ内の方がおられるのではないかという気がしています *2 。 樋渡氏を応援すれば、農協関係の支持者は離れて行く上に、「どうしてあんなのを応援するんだ」となったら、議員としては自分の選挙にまで影響する訳ですから、それは避けたいのではないかと考えました。
今になって考えれば、 運動する人は、直接、立候補者を応援するのでは無く、応援してきた議員さんから頼まれたから選挙を手伝う ということを、樋渡氏は分かっていなかったのではないかと思います。
いくら自民党推薦だからと言っても、これまで何の関係も無かった人の選挙の応援を無償でするからには、まず、その候補者を応援したいという気持ちを持ってもらわないと難しいと思うのです。
そうやって、選挙運動に参加してくれる支援者の心をつかめない候補者が、有権者の心をつかめる訳はありません。 逆に、支援者の心をつかむことができた候補者は、本当に支援をしてもらうことができ、有権者にもそれが拡がっていく。そういうことだと思います。


今となればこういう分析もできるのですが、当時は光が見えない中で、できることを必死でやっていた様に思います。
勝てるかも知れない。そういう希望が見えたのは、あのポスターの画像が出た時でした。


(つづく)

*1: 「公務員又は公選による公務員の候補者」で無くなったため、SNSでの発言については一般公開を停止しました。
*2: つまり「こういった人物ですけど、応援するのですか?」というお手紙を書く訳です。

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Bio:前田勝之(まえだかつゆき)。長崎在住。コンサル、SE、プログラマー、 なんとか株式会社代表、非常勤講師(情報セキュリティ)。 セキュアド、テクニカルエンジニア(SV,NW)。サーバ管理とWeb日記を10年ほど。 ネットとリアルの接点に関心あり。食べること・歌うこと・愛すること・作ること・飲むこと。おいしいものがぜんぶすき。

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