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■1 【カッシーナ速報】理化学研究所からの開示文書が届きました[https://www.nantoka.com/~kei/diary/?20140426S1][理化学研究所] このエントリーをはてなブックマークに追加

理化学研究所から送られてきた開示文書本日、理化学研究所の方から、開示文書が届きました。 レターパックプラス4通で、計1,096ページあります。
このところ、他の自治体に関する開示請求を行っていて、開示請求自体を無視されて応答なし(配達証明で送っているにも関わらず)、不作為に対する異議申立を行ってもこれを無視され、反応があっても、不開示決定通知1枚だったり、「これで本当に全部なの?」と疑う様なペラペラの資料が出てきたりして、これだけずっしりとした開示文書を受け取るのは久しぶりです。

開示された文書は、

  • 2014年1月29日「体細胞の分化状態の記憶を消去し初期化する原理を発見」の発表およびその後の報道対応に関する全て(発表、会見及びその後の取材対応に関わる経費の支出がある場合はその資料を含む)の資料
  • 平成23年02月08日入札公告「幹細胞研究開発棟3階ユニット研究室用什器」
  • 平成23年02月16日入札公告「幹細胞研究開発棟2Fセミナー室等什器類」
  • 平成23年02月25日入札公告「幹細胞研究開発棟2階交流スペース・ディスカッションルーム2用什器」
  • 平成23年03月04日入札公告「幹細胞研究開発棟2階交流スペース及び居室用什器」
  • 平成25年08月06日入札公告「発生・再生研究棟A棟4階S406-7室改修工事」
  • 平成25年10月15日入札公告「細胞リプログラミング研究ユニットに係る実験台等」
  • 平成25年10月31日入札公告「細胞リプログラミング研究ユニットに係る什器」

の8件、計1,096ページですが、今日は一部では話題になっている、カッシーナの家具の調達についてみておきたいと思います。

これまでの情報で、カッシーナの家具が購入されたとされていたのは、

の2件の入札だということが明らかになっていましたので、今回はこの2件について「全ての資料」という形で開示請求を行いました。

開示文書を読んで頂くと分かるのですが、仕様書があって、競争入札が行われた形にはなっています。
しかし、仕様書を良く見ますと、一般的な調達とは異なる点に気付きます。

4. 目的
幹細胞研究開発棟において展開される研究の活性化、情報発信の促進等に必要なセミナー室、展示スペース等が機能するために最低限の什器類を整備する。

として、 最低限の什器類を整備 するとあります。その内訳を見ていきますと、

(1)テーブル
品名: CRINXフォールディングテーブル
仕様:天板と幕板はホワイトメラミンであること。
脚はアルミダイキャストメラミン焼付塗装ブライトシルバー色であること。
キャスター付で収納時は平行スタックが可能であること。
寸法:W1800×D450×H720(公差±3mm)
数量:12台

(略)

(3)チェア
品名: 288スタッキングチェア
仕様:本体はポリアミド製で色はグロッシーホワイト/グロッシーグリーン/グロッシープ ラックのいずれかであること。
10脚までスタッキング可能。セミアウトドアユース対応であること。
意匠上、背・座合計288個の円形穴が配置されていること
寸法:W515×D525×H790(SH460)(公差±3mm)
数量:4脚

等と、具体的に品名を指定した上で、寸法を含め、事実上その製品を特定する仕様が書かれています。
品名を指定した場合、特に海外製品ですから、その製品を作っている会社と代理店契約を結んでいる会社でなければ、その製品を納入することはできず、納入業者も価格もほぼ決まってしまい、競争入札の意義が損なわれる結果につながります。

一方で、それでも何らかの事情で、特定の製品を指定することが、全体として安くつく、あるいは特定の製品でなければ機能を果たせないという状況は当然、あります。
通常、こういった場合には、 選定理由書 を作成しますから、それを読めば、その製品を指定した理由が明らかになるものなのですが、今回開示された資料には、選定の理由は示されていませんでした。
価格が高いのか安いのかはさておき、 最低限の什器類を整備 するためには、カッシーナでなければならなかったのか、そのあたりの理由を知りたかったのですが、明らかにされていなかったことについては残念に思います。

他の開示文書も追って、分析していこうと思います。

  • 平成25年08月06日入札公告「発生・再生研究棟A棟4階S406-7室改修工事」

については、

改修に使用された塗料の出荷証明書で、ツイートしました通り、工事の落成書類に添付されていた出荷証明書に、使用された床材や壁紙、塗料の品番が含まれており、その中に、DIC-4(ピンク)、DIC-9(黄色っぽい色)の物が含まれていました。この改修工事の際にあの色に塗られたということが確認できました。
このあたりは、発注仕様書だけでは確認できないことで、「全ての資料」の請求をしておいて良かったと思います。内装材の積算資料と出荷証明書を見る限り、積算時の仕様としては研究室としての機能を達成するために一般的なものを指定してあって、その中からユニットリーダーが選びました…という理研側の説明が裏付けられている様に思います。

  • 平成25年10月15日入札公告「細胞リプログラミング研究ユニットに係る実験台等」

では、検査報告書に入った、小保方ユニットリーダー自筆の「合格」の文字とサインを見ることができたのが今のところの収穫です。

5月31日追記。「カッシーナ」を誤記していましたので修正しました。

追記:

この記事の続編として 細胞リプログラミング研究ユニットのピンクと黄色を検証する[?20140603S1] を書きました。よろしければ合わせてお読みください。
また、筆者が、同様にして情報公開請求を使いながら追いかけているテーマとして、 ツタヤ図書館問題[?20150926S1] がありますので、ご案内いたします。 (2015年11月6日追記)

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以上、31 日分です。

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Bio:前田勝之(まえだかつゆき)。長崎在住。コンサル、SE、プログラマー、 なんとか株式会社代表、非常勤講師(情報セキュリティ)。 セキュアド、テクニカルエンジニア(SV,NW)。サーバ管理とWeb日記を10年ほど。 ネットとリアルの接点に関心あり。食べること・歌うこと・愛すること・作ること・飲むこと。おいしいものがぜんぶすき。

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