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■1 シリーズ武雄市TSUTAYA図書館(13) - Twitter #たけお問題 ハッシュタグについて[https://twitter.com/search/realtime?q=%23%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%8A%E5%95%8F%E9%A1%8C&src=typd][武雄市][著作権][図書館][TSUTAYA図書館]次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

これまで、Twitter上では、武雄市新図書館構想の問題については、 #takeolibrary[https://twitter.com/search/realtime?q=%23takeolibrary&src=typd] ハッシュタグで。 周辺の話題については、 #takeotoilet[https://twitter.com/search/realtime?q=%23takeotoilet&src=typd] ハッシュタグを使って議論が行われてきました。
私自身も、おおむねこのハッシュタグを使い分けて議論や発言をしてきたつもりですが、新図書館構想に直接関係しない話題については主に、 #たけお問題[https://twitter.com/search/realtime?q=%23%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%8A%E5%95%8F%E9%A1%8C&src=typd] をハッシュタグとして使っていくことにしました。
理由がいくつかあります。
まず、#takeolibraryハッシュタグが、2012年5月14日に行われた記者会見に由来するもので、この構想を問題視する立場から自然発生的にできてきたものではないということです。このタグで批判的な立場で議論することが制限されるものでないことは言うまでもありませんが、主催者設定のタグであって、このタグを使い続けること自体、主催者の枠の中にあるのではないかという感じが私の中にはあったことがひとつです。
その様な気持ちから、新図書館構想に直接関係しないまでも、樋渡市政に共通する問題についての議論は、#takeotoiletタグが使われる様になってきました。 このハッシュタグの由来については、 武雄市立図書館問題と便所の落書きハッシュ ( #takeotoilet ) の関係について[http://togetter.com/li/324867] としてまとまっているのですが、樋渡市長の発言がきっかけとは言え、市名をトイレと結びつけたタグとなっていることや、「便所の落書き」以上の議論もされているのに、「トイレ」とすることに抵抗があったのは確かです。
Twitterのハッシュタグは、誰かが権限を持つというものではなく、あくまで各自が自由なハッシュタグを付けて発言し、そのタグの各自が持つ同意の中で発言が交わされることによって成り立っているものですから、いったん定着したハッシュタグを変更するのは難しいことなのですが、いくらかのやり取りの中、「#たけお問題」タグが定着しつつある状況にあります。
なぜ、「#たけお問題」としたのかについてですが、私としては、まず文字数が節約できるということ。さらに「問題」について、指摘あるいは議論するという立場を鮮明にしたこと。「たけお」としたのは、「今、武雄市に起きていること」を問題にしているのであって、過去と未来の武雄市や武雄市民を問題視しているのではないということを明確にしたかったからです。
賛同してくれる方が増えてくれることを願っています。

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■2 シリーズ武雄市TSUTAYA図書館(14) - 「第5回 徳島ICT研究協議会」問題は終わっていない[http://www.tokushima-u.ac.jp/docs/2012121900020/][武雄市][著作権][図書館][TSUTAYA図書館]<< 前の記事 このエントリーをはてなブックマークに追加

今回、やや図書館の話題から離れますが、周辺で起きた事件の一つとして書き留めておきたいと思います。
図書館問題に直接関係ない上に、長文なのですが、今回の図書館問題の根幹に関わる問題だと私は考えています。お読み頂けたら幸いです。
Twitterの #たけお問題[https://twitter.com/search/realtime?q=%23%E3%81%9F%E3%81%91%E3%81%8A%E5%95%8F%E9%A1%8C&src=typd] 等のハッシュタグにおいて、 なぜ樋渡市長が人々の関心をがっちり捉えて離さないのか 、その理由の一端をお伝えすることができればと思っています。

樋渡氏の講演会では、以前からテレビ番組を録画した映像が使用されていることを興味深く見ていました。
例えば、昨年11月17日に行われた、 武雄市長・樋渡啓祐氏講演会in福岡[http://kokucheese.com/event/index/54006/] に関する、 お勉強の秋 〜武雄市長編〜[http://iki-iki-plaza.blog.ocn.ne.jp/blog/2012/11/post_5fff.html] のレポートによれば、武雄市民病院の民間移譲で市に損害を与えたとして、訴訟を起こした市民の映像を放映している様子が紹介されています(写真8枚目)。
この様な例は、 Google Images[https://www.google.com/search?q=%E6%AD%A6%E9%9B%84%E5%B8%82%E9%95%B7%E3%80%80%E8%AC%9B%E6%BC%94&hl=ja&tbo=d&source=lnms&tbm=isch] などで検索すると、この様なページがいくつか見つかりますし、先ほどのレポートでも、

時には武雄市が取り上げられたテレビの映像を著作権など無視してスクリーンで流したりするのですが、

等と書かれている様に、氏の講演会では日常的に行われている様子です。

これらの上映について、さすがに「映像を著作権など無視して」行われているはずはないと思いつつも、こういう形で聴衆を前に上映し、 本人不在の場所で批判するというやり方は、フェアなやり方では無い と感じていました。

さて、タイトルとした 第5回 徳島ICT研究協議会「市民の知恵で地方の元気を回復!武雄市モデル 地方自治2.0 とは?」[http://www.tokushima-u.ac.jp/docs/2012121900020/] なのですが、この中の樋渡氏の講演においても、2013年1月13日に放送された 特報フロンティア “公共”は打ち破れるか〜ある地方都市の挑戦〜[http://www.nhk.or.jp/fukuoka/frontier/archive/index.html?index=1] の映像が約20分間にわたって上映されていた事が、講演会に参加した方のレポートから分かりました。
レポートの内容については、レポートを読んだ方の感想が、 「2013/01/21 第5回徳島ICT研究協議会 武雄市長樋渡氏講演書き起こし」へのコメント[http://togetter.com/li/446056] としてまとまっており、公開されていたレポートをまとめたものが、 2013/01/21 第5回徳島ICT研究協議会の樋渡啓祐氏講演部分まとめ[http://ameblo.jp/yuki-k1/entry-11464155160.html] から読めますので、ぜひご一読ください。
先ほど述べた様に、一方的なフェアでない批判が繰り広げられている様子が感じられるのではないかと思います。ここまでくると、両者の主張を追ってきた私には、批判というよりもむしろ誹謗・中傷にも感じられます。

ここまでだったら、上映そのものについては「あぁ。いつものことか。」という感じで、むしろその内容について論じたい状況であったのですが、このレポートを書いて公開された方が、このイベントの主催者である徳島ICT研究会の方から、 武雄市から抗議があったとして、「県警への通報」を示唆されて、レポートを削除する という事件がおきました。

経緯については、 武雄市は徳島大学を通じてブログ主に圧力をかけ警察権力を使う?[http://togetter.com/li/450466] にまとまっていますが、著作権法違反を理由に記事の削除を要求され、「県警への通報」とまで言われた事から、それに従ったという状況になっています。

このレポートの公開が、果たして著作権法違反にあたるのかどうかですが、私としては、下記のいくつかの観点から 直ちに著作権法違反とは言いがたい という感覚を持っています。

まずレポートは、樋渡氏の講演での発言に関する問題点を指摘するために必要な部分について、本人の主観による抜き出しが行われた上で書き取られたものです。講演全体を講演録の様な形で書き起したものではありませんし出典表記も行われていますから、「引用」と見ることができると判断します。

(引用)
第三十二条  公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。

さらに、今回の講演会は公開されたものであり、 「市民の知恵で地方の元気を回復!武雄市モデル 地方自治2.0 とは?」[http://www.tokushima-u.ac.jp/docs/2012121900020/] と題して、武雄市長として行われ、その内容についても 主催者のポスター[http://www.tokushima-u.ac.jp/docs/2012121900020/files/250121.pdf] によれば、

「地元密着型通販サイト」FB良品を立ち上げ、 地域からの情報発信で日本を変革する、武雄市モデル「地方自治2.0」をどう展開して行かれるのか、その情熱と智慧に触れさせてもらいたいと思います。

とされるものですから、政治上の演説にあたるものと考えます。

(政治上の演説等の利用)
第四十条  公開して行われた政治上の演説又は陳述及び裁判手続(行政庁の行う審判その他裁判に準ずる手続を含む。第四十二条第一項において同じ。)における公開の陳述は、同一の著作者のものを編集して利用する場合を除き、いずれの方法によるかを問わず、利用することができる。

さらに言えば、主催者発表のポスターに掲げられた様に、図書館のTSUTAYA運営委託をはじめとした、一連の事件に関する報道としてみることもできる様に思います。

(時事の事件の報道のための利用)
第四十一条  写真、映画、放送その他の方法によつて時事の事件を報道する場合には、当該事件を構成し、又は当該事件の過程において見られ、若しくは聞かれる著作物は、報道の目的上正当な範囲内において、複製し、及び当該事件の報道に伴つて利用することができる。

以上の様に、今回のケースは、 コピーソフトを販売したとか、海賊版を販売したという様な事例とは全く状況が異なる ことが分かると思います。
余談になりますが、著作権法のこれらの「著作者の権利を制限する規定」は、言論の自由のために必要なのであって、民主主義を実現するために必要な、権利者に対する「制限」なのだと考えます。

それに対して、「県警に通報」という態度には私は違和感を感じましたし、レポートを公開された方も、同じ様な感想を持ちつつも、身柄の拘束などを心配して、公開されたレポートを削除することになった様です。

この様な形の不都合な発言への圧力も今回が初めてではなく、今回の新図書館構想に関係して、思い出せるだけでも、 新図書館構想での個人情報の取扱いに疑問を表明した高木浩光氏への恫喝[http://getnews.jp/archives/224136] 、 ブログで新図書館構想に関する疑問を表明した市民の方に対する職場を通じた圧力 *1図書館説明会での質問者[http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2208961.article.html] に対する ブログでの一方的な批難[http://hiwa1118.exblog.jp/15900016/] *2市議会に質問状を提出[http://www.saga-s.co.jp/news/saga.0.2281286.article.html] した 武雄市図書館・歴史資料館を学習する市民の会[http://takeolib.sblo.jp/] 代表者に対する 市議会での実名を挙げた攻撃[http://www.city.takeo.lg.jp/shisei/shigikai/201209/20120910_3.pdf]佐賀新聞の見出しに対する批難[http://hiwa1118.exblog.jp/17413343/] *3 、 佐賀新聞ブログサイトに寄稿された 知的基盤を奪われる武雄市民[http://talkbar.saga-s.co.jp/archives/67769369.html] に対する圧力と、 あまりにも繰り返されてきていて、これまた「あぁ。いつものことか。」という感じになってしまっているという恐るべき状況 になっているのですが、 自身が 正当な行為をしているという自信を持っていても、逮捕・拘束という事態を考えたら、引っ込めざるを得ないのが普通に生活をしている人の感覚 で、この様なことが繰り返されていることは、本当に恐ろしいことだと言わざるを得ません。

と感じるのは私だけではないと思います。

ごめんなさい。ずいぶん話が横道にそれてしまいました。テレビ番組映像の上映の話をしていたのでした。
講演会でのNHKの番組映像使用については、

Q. 講演会で、NHKの番組を上映したい

A.
○録画した番組を自由に利用できるのは、原則として「私的使用」の範囲に限定されています。社内研修や販売促進活動、講演会などでの利用は「私的使用」の範囲を超えるものとみなされ、新たな権利処理が必要となります。
○放送番組には一般に、NHKのほか、番組の出演者や使用音楽に関わる権利者など、さまざまな権利者がおり、一つ一つ許諾を得る必要があります

というQ&Aがある通り、ことはNHKだけの問題ではなく、出演した方、取材に協力した方の許諾を改めて取り直す必要が生じるはずです。
取材に協力された方も、 番組の取材ということで取材に応じたはずで、講演会において上映されて、「僕の足を引っ張る奴は人相が悪い」「反対の業者はいやな顔をしている」などと言われることを了解してはいない のではないでしょうか。

そこで上映について、取材先の了解を得たのか、この様な使われ方をNHKは把握しているのかという点に疑問を持ち、今回の特報フロンティアを制作したNHK福岡放送局に問い合わせたところ、
確認したが、許諾について申請を受けた事実も、許諾した事実もない。 という驚くべき回答を得まして、NHK福岡放送局には言いがかりをつけた様な格好になったことをお詫びしておきました。

とすると、この様な番組の使用は、本当に 「著作権など無視して」行われてきたのではないかという疑問が出てきます。
特報フロンティアの件だけみても、 21経営研究会2012年度 第21期 「第5回例会」[http://www.21keiei.com/seminner/130206.htm] として行われた講演。「"走りながら考え、常識をくつがえす"〜〜人生は一度だけ、勇気をだそう〜〜」においても、 武雄市長・樋渡氏の講演聴講の為、三島市へ![http://www.web-s.biz/wpr/archives/6590] のレポートの写真にある様に、番組映像が使用されています。
確かに、著作権法第三十八条の規定によって、「営利を目的としない上演」そのものは権利者の許諾を得ずに行うことができるのですが、これは例えば公共図書館が所蔵する映像資料を上映する様なことを想定してるのであって、費用を徴収していてはならない *4 ことは当然として、講演料を受け取っていても成立しません *5 し、なんらかの営業行為の一環 *6 として行われる場合もあてはまりません。
さらに、38条は ここまでに参照してきた32条、40条、41条の規定と異なり、この目的のための複製を認めていません から、録画(=複製)して上映することはできません。

(営利を目的としない上演等)
第三十八条  公表された著作物は、営利を目的とせず、かつ、聴衆又は観衆から料金(いずれの名義をもつてするかを問わず、著作物の提供又は提示につき受ける対価をいう。以下この条において同じ。)を受けない場合には、公に上演し、演奏し、上映し、又は口述することができる。ただし、当該上演、演奏、上映又は口述について実演家又は口述を行う者に対し報酬が支払われる場合は、この限りでない。

さて、著作権を理由に参加者に圧力を掛けてレポートを削除させた徳島ICT研究会としては、全く予想外 *7 なことに、 なんと講演者が著作権を無視して、講演会においてテレビ映像を上映しており、その共犯となる立場にある わけですが、どの様に対処をされるのでしょうか。

いずれにしても、そもそもこの議論を著作権で議論するのは筋が悪いと思っています。 何が言われたか[http://ameblo.jp/yuki-k1/entry-11464155160.html] に注目したいところです。
長文にお付き合い頂いてありがとうございました。 ネットの自由と図書館の自由は、言論の自由を通じて民主主義を実現するという根っこでつながっている といつも思っています。
ネットの自由に対しても、図書館の自由に対しても、色々な局面において制限しようと言う圧力が働くことがあります。ここ最近の話ではありません。自由でいられた時代の方が短いのです。
ネットの自由があやうくなる時に反論の形成をするために図書館の資料が力になる様に、図書館の自由があやうくなる時にネット世論が力になるのだと思います。
これからも、ひとりでできることは本当に限られていますが、言えることを言っていきたいと思っています。

*1: この方は、この一件の後、Twitterも鍵付きにされているのでリンク等はあえて控えます。
*2: 当日は市側は記録を残している様ですが、録音禁止で行われていますから、再反論は困難です。参加された方のレポートは こちら[http://togetter.com/li/307842] にあります。
*3: かつて蘭学館があったスペースは、TSUTAYAのレンタルコーナーとして「転用」されるわけで、「閉鎖」ではないという主張なのでしょうが。
*4: 例えば、 武雄市長・樋渡啓祐氏講演会in福岡[http://kokucheese.com/event/index/54006/] は、参加費2,000円。
*5: 名目がお車代等であっても実費を超えていれば成立しません。
*6: 講演会の主催者あるいは講演内容が販売促進・営業活動の一環として行われる場合は成立しません。例えば、FB良品等の販売促進を行っていれば成立しません。
*7: 知っていたら、共犯どころではなくレポートを削除させた件に関して、自らの立場が著作権法で告発できる立場でないのを知りながら、告発すると言って削除させたということになり脅迫罪が成立する心配が出てきますから、「知らなかった」はずです。

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