2011年09月25日()この日の詳細

■1思わぬ高額課金を防ぐ有料サイトの利用制限[ケータイ] このエントリーをはてなブックマークに追加

子どもに携帯電話を持たせていたら、 「小学生の息子が、2カ月で9万円のパケット料(通信料)を請求された」「5歳の子供が10万円もの高額アイテムを購入した」[http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1576645.html] という様な トラブルが多発[http://www.kokusen.go.jp/news/data/n-20091216_2.html] しているようだ。
報告書[http://www.kokusen.go.jp/pdf/n-20091216_2.pdf] によると、
相談事例をみると、「テレビCM で『無料』と宣伝していたので、安心して子どもに使わせていたところ、高額な利用料を請求された」など、子どもの利用によるトラブルが目立つ。
利用料等を既に支払ったという相談は48 件あり、その 平均金額は約23万円 である。
という様な状況であり、事例を見ると、
【事例1】小学生の息子が無料ゲームをするために、私の携帯電話を貸して遊ばせた。 テレビで「無料」とCM をしていた し、息子も友人から無料ゲームだと紹介されたと聞いたので、お金がかからないと安心して利用させていた。しかし実際には、アバターのコンテンツ料として1回5千円かかり、 2ヶ月で約6万円もの請求書 が届き驚いた。
(相談受付年月:2009年9月、相談者:愛媛県、30歳代、女性)

【事例2】 テレビで無料とCM をしているゲームサイトに小学校低学年の娘も興味を示したので、無料なら遊ばせてもいいだろうと思い、母親である私の携帯電話で私の名前で娘のために登録をした。娘は10日ほど遊び、1つ5,000円のアイテムを多数購入していた。 娘は本当のお金が必要だとは思わず、アイテムも無料だと思って遊んでいた。 しかし、後日 携帯電話会社から約10万円もの請求書 が届いた。
(相談受付年月:2009年9月、相談者:東京都、30歳代、女性)

【事例3】小学生の息子には、携帯電話の使用は家族へのメールと電話のみに制限するようにしていたが、 テレビで無料というCMを見て、息子が無料でゲームができると思い込み、 勝手にサイトにアクセスしたようだ。後日2ヶ月合わせて9万円という高額なパケット通信費の請求書が届き驚いた。
(相談受付年月:2009年7月、相談者:長崎県、40歳代、女性)

【事例4】 無料で遊べるというゲームのCMをテレビで見て 孫が遊びたいと言うので、無料ならかまわないかと思い自分の携帯電話を使わせた。しかし、後日、携帯電話会社から 利用料金が3万円と高額な知らせがきた。パケット定額制には加入していない。 通信費がかかるなら無料を強調するようなCM はしないでほしい。
(相談受付年月:2009 年9 月、相談者:静岡県、60 歳代、男性)
という様に、「テレビCMで無料だと思って」「子どもに携帯電話を使わせたら」「高額な請求が来て驚いた」というパターンの様だ。
こういった事件を受けて、最近は、テレビCMでも「一部のコンテンツが有料であること」を表記してあるが、「無料」とアピールする姿勢は変わっていない。
子ども向け携帯でアクセスできるコンテンツを規制するサービスは色々提供されているが、こういうサービスでは、「親や祖父母の携帯を子どもが使って高額課金」 *1 というトラブルには対応できない様だ。
思わぬ高額な情報料の請求を防ぐために、情報料が発生するコンテンツのアクセスを禁止する方法 を、遅ればせながら調べてまとめてみた。
子ども向けのコンテンツフィルターでは無く、親の携帯電話向きの設定 だ。有料サイトを利用する気持ちが無ければ、予め設定しておくことによって、子どもに携帯を一時的に使わせても、上に挙げたような事件が防止できるだろうし、 うっかり有料コンテンツを買ってしまうことも防げる はずだ。

【NTT DoCoMo】iモード情報料リミット[http://www.nttdocomo.co.jp/charge/introduction/structure/imode/limit/index.html]:

NTT DoCoMoには、「iモード情報料リミット」というサービスがあり、iモード情報料の利用上限額を予め、0円〜10万円(10段階)に設定することができる。

【au】有料サイト利用制限[http://cs119.kddi.com/faq/1032/app/servlet/relatedqa?QID=000492]:

利用に際し料金の発生するサイトへの接続が制限されるサービス。

【SoftBank】今のところなし:

Webサイトを探したが見つからなかったので、サポートに問い合わせてみた。
keikuma:[http://twitter.com/#!/keikuma/status/117404230024835073] @SBCare こんにちは。SBM携帯電話で、有料コンテンツの購入を制限するサービスを教えてください。他社サービスで恐縮ですが、DoCoMoの「iモード情報料リミット」、auの「有料サイト利用制限」に相当するサービスを探しています。
SBCare:[http://twitter.com/#!/SBCare/status/117418221317013505] @keikuma こんにちは。SBCareの西です。お問い合わせいただきありがとうございます。確認いたしましたところ「有料コンテンツの購入を制限するサービス」はございませんでした。ご希望のサービスをご案内することが出来ず申し訳ございません。(続く)
SBCare:[http://twitter.com/#!/SBCare/status/117418236840124416] @keikuma (続き)他のサービスで何か対応できないか確認をさせていただきたいのですが、コンテンツの利用を制限したいのは、keikumaさまでしょうか?もしくはご家族さまですか?(その場合ご契約者さまはkeikumaさまか) お時間のある際にツイートをお待ちしております。
keikuma:[http://twitter.com/#!/keikuma/status/117421016984207360] @SBCare 私自身ではなく、例えば、 祖父が携帯を孫に貸したら、有料コンテンツを買っていて思わぬ高額課金といった事態を防ぐための、適当なサービスを知りたいのです。 契約者である祖父が申し込むという前提でご検討ください。
SBCare:[http://twitter.com/#!/SBCare/status/117430806082887680] @keikuma 西です。ご連絡ありがとうございます。ご家族さまがご利用をされる場合、3G携帯であれば「ウェブ利用制限」というサービス(無料)にご加入をしていただくことをお勧めいたします。有料コンテンツに加入する際、必ず4桁の暗証番号のご入力が必要となりますので、(続く)
SBCare:[http://twitter.com/#!/SBCare/status/117430836177014784] @keikuma (続き)暗証番号がわからないと、有料コンテンツの入手ができません。下記URLのソフトバンクHPに掲載がございますので、お時間があるときにご覧くださいませ。bit.ly/pxW61L ただ、3G携帯以外の場合はご案内が異なりますので、(続く)
SBCare:[http://twitter.com/#!/SBCare/status/117430855319826432] @keikuma (続き)その際は、お手数ですがご連絡をお願いいたします。
keikuma:[http://twitter.com/#!/keikuma/status/117435100416835584] @SBCare ありがとうございます。「ウェブ安心サービス」の説明を拝見したところ、無料コンテンツもフィルタリングをされてしまう様に思えますが、 無料コンテンツは一切制限せずに、有料サービスのみ暗証番号を要求する様に設定できますでしょうか。常時子どもに持たせるわけでは無いのです。
SBCare:[http://twitter.com/#!/SBCare/status/117442125615996928] @keikuma 西です。ご返信ありがとうございます。「ウェブ安心サービス」では、アクセス制限する際の条件がございます。 制限の条件に合致した場合は、コンテンツの無料・有料に問わず制限がかかるため、無料コンテンツのみ一切制限をしないという設定はございません。 (続く)
SBCare:[http://twitter.com/#!/SBCare/status/117442148663697408] @keikuma (続き)せっかくお問い合わせいただきましたのに、ご希望にそう回答ができず申し訳ございません。
ということで、有料コンテンツのみを制限することはできない様だ。
コンテンツに制限が掛かっても良いのであれば、 ウェブ安心サービス[http://mb.softbank.jp/mb/support/3G/filtering/] の適用を考えても良いだろう。

この記事を読む方だったら…:

まとめてみたけれども、このページを読む方だったら、間違って高額の課金を発生させてしまう事はないかもしれない。。
問題は、 携帯は通話と家族とのメールに使うのが主 で、ウェブはせいぜい、ニュースや天気予報を確認する位の用途にしか使っておらず、 「情報料」という物がある事すら知らない人たち だ。
国民生活センターの事例を見ると、 「被害」に遭っているのは主にそういう人たちが中心 である様に思う。

有料コンテンツを使いたい人がオプトインで:

そもそも、 「情報料」を払ったコンテンツを使用したい利用者だけが、オプションで情報料を支払う契約になっていれば、こういう問題は発生しない のだが、現状は携帯の契約時に、ほぼ自動的に情報料を支払う契約になってしまっている。
さらに、上記の様な 有料コンテンツによる課金を確実に防ぐサービスを契約時に勧められることは、まず無い 様だ。
有料コンテンツを見る積りがなければ、上にまとめたサービスが役に立つだろうし、祖父母や両親がそうだったら、勧めると良いと思う。
*1: 「親のクレジットカードを盗んできた子供をパチンコ中毒にしてクレジットカードでがんがんパチンコをさせるビジネスモデル」とか、ひどいことを言った人がいたが。

詳細はこの日の詳細から

2011年09月29日(木)この日の詳細

■1全国びっくり自治体公式ドメインコンテスト[電子自治体] このエントリーをはてなブックマークに追加

新設されようとしている 都道府県型JPドメイン名[http://jprs.co.jp/press/2011/110926.html] が、Webセキュリティへの影響について、各方面で懸念の声があがっている様だ。
もちろん、高木先生が JPRSに対する公開質問状[http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20110927.html#p01] で提起している様に、 Public Suffix List[http://publicsuffix.org/] をどう維持したら良いのかという問題もあるが、私は、今回のドメイン新設が ただでさえ混乱している自治体のドメイン名混乱問題をさらに混乱させる[http://twitter.com/#!/keikuma/status/118555489989693440] ことは間違いないと書いた。
今回は、現状の自治体公式ドメイン *1 がどの程度混乱しているか、まとめてみた。

地方公共団体ドメイン名[http://jprs.jp/doc/rule/saisoku-1.html]:

古くから一般的に使われてきた形式がこの形式だろう。
<組織ラベル>.<市区町村属性ラベル>.<市区町村ラベル>.<都道府県ラベル>.JP
という形式のドメインで、
  • city.nagasaki.nagasaki.jp
  • town.mizuho.tokyo.jp
  • vill.ogasawara.tokyo.jp
等、多数がこの形式になっている。
現在のところ、「一般地域型ドメイン名」は、
<組織ラベル>.<市区町村ラベル>.<都道府県ラベル>.JP
の形式となっており、、
<組織ラベル>は、3文字以上でなければならない。ただし、<組織ラベル>として、"CITY"、"TOWN"、"VILL"を登録することはできない。
という規則があるため、地域公共団体と紛らわしいドメインが登録されることは無いようになっているが、都道府県型JPドメイン名が新設された場合、 SUWA.NAGASAKI.JPを登録した人が、CITY.SUWA.NAGASAKI.JPというサブドメインを作った場合、長崎県諏訪市があるかどうかを確認しないと、地域公共団体のドメインか否かを判断できない様になる。
従って、 この形式のドメインを使用している自治体は、早期にLGドメインに移行することが望ましい だろう。

LG.JPドメイン名[http://jprs.jp/doc/rule/saisoku-1-lgjp.html]:

地方公共団体に限定して割り当てられる、LG.JPドメインを用いたケースであり、ドメイン名を見ただけで、地域公共団体だという事が確認できるというメリットがある。
  • town.suttu.lg.jp
  • city.musashimurayama.lg.jp
  • vill.minamidaito.lg.jp

汎用jpドメイン:

このあたりから、びっくりドメインコンテストエントリー資格があるだろう。 等。
地方公共団体ドメイン名が長くなるのを嫌って、あえて汎用ドメインを使っているのかと思えば、 の様な例もあって、事情は良く分からない。
この部門から、イチオシのびっくりドメインは、 だ。 shinhidaka.hokkaido.jpでは無い。 ところに注目して頂きたい。 フィッシング詐欺見つけたと思ったら、本物でした という感じだ。
ちなみにこのドメイン。登録者名を見ると「株式会社paperboy&co.」になっているし、 www.hokkai.jp[http://www.hokkai.jp/] は、 ホッカイブログ[http://www.hokkai.jp/] なる、WordPressのページがあるしで、 とても本物のドメインとは思えない点で、びっくりドメイン大賞にノミネートされる資格ありだと思う。

.com, .org, .netドメイン:

「世界に通用する○○村」と考えたのかどうか、.com, .org. .net のgTLDを公式ホームページのドメインにしている自治体も多い。 等。なぜか、.comを使用している自治体も多い。
.com使用ドメインからは、次の二つのドメインをノミネートしておこう。 いずれも、whoisして見て欲しい。

.infoドメイン:

変わり種では、.infoドメインを使用している自治体もある。

びっくり自治体ドメインノミネート:

びっくり自治体ドメインにノミネートしたい自治体ドメインを挙げたが、世の中にはまだまだ、びっくりするような自治体ドメインが存在するかも知れない。
企業がイベントのために奇抜なドメインを使用するのは、その目的に応じて許されると思うのだが、自治体のドメインは一定以上の社会的責任を背負っていると思う。
3.11の際に体験したばかりの事だが、事件が起きた時には未確認情報も飛び交いやすい。例えば、ドメイン名を見ただけで、自治体の公式ホームページであることが判断できれば、リンク先の内容の信憑性の判断に役立つだろう。
逆に、むしろこちらの方が社会全体には影響があると考えるが、 自治体公式ホームページを、ずさんなドメインで運用されると、自治体住民を始めとして、社会全体のフィッシング詐欺耐性を低下させる *2 懸念がある。
JPRSとしても、 「47都道府県パック」の心配をするより前に、正しいドメイン名の使い方を啓蒙する責務がある だろうし、今回の都道府県型JPドメイン名の導入にあたって、hamamatsu.jp, sakai.jp の様な状況を再現しない *3 ように、さらに検討と配慮が必要なのではないかと思う。
*1: ここでは、公式ホームページが置かれているドメインを「公式ドメイン」としている。
*2: 信頼されるべき自治体ドメインが、びっくりドメインで運用されていて、それを当然と思うようになってしまえば、「ドメイン名を確認しましょう」という啓蒙は何の役にも立たない。
*3: 政令指定都市名を汎用JPドメインとして割り当ててしまったケース。このため、city.<政令指定都市名>.jp は、必ずしも地方公共団体ドメインではない。

詳細はこの日の詳細から

以上、30 日分です。

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