2005年03月03日(木)
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■1
「オープンソース・ソフトウェアの推進は日本をダメにする」[http://www.keikakuhiroba.net/executive/1-3.asp][オープンソース]次の記事 >>
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「日本のIT戦略と知的財産はこう進む」[http://www.keikakuhiroba.net/executive/1-1.asp]
という対談の、
眞柄泰利[http://www.microsoft.com/japan/presspass/exec_jp/magara.aspx]
氏の発言より。
「オープンソース・ソフトウェアを推進することは知的財産の否定」だとしているけれども、この論はあやしいと思うしこの誤解は多い。
オープンソース・ソフトウェアは、著作権を放棄している訳ではない。むしろ、著作権を行使することによって、オープンソースがオープンソースであり続けることを担保している。オープンソース・ソフトウェアは、情報モラルの上に成り立っているのである。モラルハザードを引き起こすことも無いはずだ。
オープンソースに関しては、個人的には存在の是非を問うつもりは全くありません。ただ残念なのは、その成果物に対して知的財産を必ずしも肯定しているわけではないことです。そこに若干の矛盾が生じているという気もいたします。ここではかなり控えめな表現になっているけれども、 日本の論点2005[?200503a&to=200503031S1#200503031S1] に掲載されている氏の主張を見ていくと、
最終的な判断はマーケットに任せるべきだと私は考えていますが、将来の知的財産立国を考えますと、いまのオープン的な流れを認めることと、知的財産を認めることの間には、非常に難しい問題があると思います。
- 知的財産立国を目指すのと、オープンソース・ソフトウェア推進は矛盾する
- なぜならば、オープンソース・ソフトウェアを推進することは知的財産の否定だからだ
- この矛盾を放置すれば、経済の発展が阻害され、国際競争力を失う。
- (Winny事件の様に)利用者におけるモラルハザードを引き起こす
「オープンソース・ソフトウェアを推進することは知的財産の否定」だとしているけれども、この論はあやしいと思うしこの誤解は多い。
オープンソース・ソフトウェアは、著作権を放棄している訳ではない。むしろ、著作権を行使することによって、オープンソースがオープンソースであり続けることを担保している。オープンソース・ソフトウェアは、情報モラルの上に成り立っているのである。モラルハザードを引き起こすことも無いはずだ。
□ [和書]日本の論点 2005[http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4165030406/keisdiary-22?dev-t=DDHPHE04VROHE%26camp=2025%26link_code=sp1]:

[和書]
日本の論点 2005[http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4165030406/keisdiary-22?dev-t=DDHPHE04VROHE%26camp=2025%26link_code=sp1]
著者:カルロス・ゴーン, 内橋 克人, 姜 尚中, 田原 総一朗
出版社:文藝春秋
定価:¥ 2,800
発売日:2004/11/08
ASINコード:4165030406
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決闘容疑で中3男子ら逮捕[http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050302-00000571-jij-soci]<< 前の記事 | 次の記事 >>
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ykatoの日記[http://d.hatena.ne.jp/comiken/20050303#p4]
より。
決闘罪[http://www.houko.com/00/01/M22/034.HTM] というものがあるのは知っていたし、最近 暴走族や暴力団の「タイマン」を取り締まる[http://www.union-net.or.jp/cu-cap/kettou.htm] ために使われているというのも知っていたのだけど、記事によれば、
これまで、決闘というのは、「ルールを決めて命を賭けて闘うこと」だと思っていたのだけれど、この記事の書き方だと「殴り合い」でも決闘罪で言うところの決闘にあたるということらしい。
ひょっとして、記事が悪いのかと思ってルールを調べてみたら、 スポニチアネックス[http://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2005/03/03/06.html] に「ルール」が掲載されていた。
これがダメだと、多くの格闘技もダメと言えなくも無いわけだけれども、その辺りの線引きはどこにあるのだろう。
「常識的な判断」と言うけれども、その判断を恣意的にするのは良くないから、法律があるのであり、法じゃ無いものが判断する国家は法治国家じゃ無くなる。
決闘罪[http://www.houko.com/00/01/M22/034.HTM] というものがあるのは知っていたし、最近 暴走族や暴力団の「タイマン」を取り締まる[http://www.union-net.or.jp/cu-cap/kettou.htm] ために使われているというのも知っていたのだけど、記事によれば、
中学生同士がルールを決めて1対1で殴り合いをしたとして、ルールを決めて「殴り合い」をしたとなっている。
これまで、決闘というのは、「ルールを決めて命を賭けて闘うこと」だと思っていたのだけれど、この記事の書き方だと「殴り合い」でも決闘罪で言うところの決闘にあたるということらしい。
ひょっとして、記事が悪いのかと思ってルールを調べてみたら、 スポニチアネックス[http://www.sponichi.co.jp/society/kiji/2005/03/03/06.html] に「ルール」が掲載されていた。
(1)素手のみというもので、集団でチームを組んでナイフを持ち出す様なケンカ(というかもはや殺し合い)と比べると、確かに「ルール」と言える様に思える。
(2)急所は攻撃しない
(3)相手がギブアップしたら終了
これがダメだと、多くの格闘技もダメと言えなくも無いわけだけれども、その辺りの線引きはどこにあるのだろう。
「常識的な判断」と言うけれども、その判断を恣意的にするのは良くないから、法律があるのであり、法じゃ無いものが判断する国家は法治国家じゃ無くなる。
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