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■1読んだ本[book]次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

図書館で借りた。専門用語バリバリなのにどんどん世界に引きずり込むところは、マイケル・クライトンの面目躍如といったところか。
生命をまねたプログラム。分散型コンピューティングあるいはエージェントが、時にはプログラマの想像を超える動きをして、時には思いも掛けない能力を発揮することは、その手のプログラムを書いた経験がある人には納得できると思う。
懐かしい話になるけれども、ライフゲームというものがあった。「ゲーム」とは言うけれども、ユーザーがプレイするわけではない。
画面を升目と考えて、ビットがある点を生命体(ライフ)があると考える。自分の周囲の(自分を含めて)上下左右斜め隣の9つの座標にいくつの生命体があるかによって、自分の生死が決まる。周囲の生命体が少なすぎると過疎によって死に絶えるし、多すぎても資源の欠乏で死に絶える。もちろん、特定の条件を満たすと生命が誕生する。
非常に単純なルールなのだけれども、上手に初期条件を与えてやると想像も付かないような多様な進化を遂げて、様々なパターンを描き出す。これを眺めて楽しむわけだ。
今なら、グラフィック能力も計算能力も格段に上がっているから、莫大な数の升目に複数の特徴を持った生命体を色分けして配置して、交配までを扱うようなライフゲームがあるのかも知れない。見たことはないが。あるいは、立体空間上でのライフゲームを作り出すこともできるかも知れない。
本書が扱っているテーマは、生物的コンピューティングの驚きを知っている読者の方が、納得が行くことかも知れない。前半のコンピューターが生命のまねをするという部分のリアリティは、自分で目の当たりにしたことがある人の方がむしろ実感するはずだ。もちろん小説だから、特に後半は無茶をするんだけれども。

自己組織化を使ったアプローチでうんうん唸っても捻り出せなかったアルゴリズムの発見をしたことがあるし、パソコンレベルの計算能力でも遺伝的アルゴリズムのアプローチが使えるようになってきた。
ソフトウェアについても、まだまだ自然に学ぶことが多そうだ。

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■2 続・都道府県のページで自由なリンクを認めているのは4県だけ[http://www.nantoka.com/~kei/diary/?200502a&to=200502033#T200502033][無断リンク]<< 前の記事 | 次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

ちょっと付記。
リンクポリシーを掲げていない(と思われる)府県は、秋田県・山形県・栃木県・富山県・石川県・静岡県・大阪府・兵庫県・広島県・山口県・長崎県である。もし、リンクポリシーを掲げていることを発見したらお知らせいただけるとありがたい。
もちろん、これらの府県は、Webでリンクを張るのは自由なんだから、リンクポリシーなるものを主張する方がおかしいと思っている可能性もある。それはそれで良いことだと思う。ただ、これだけ変なリンクポリシーを掲げるサイトが増えてくると、公式なサイトだからこそあえて、「リンクを張るのは自由だ」という主張をしてもらいたいと思う。4県に続く勇気のある自治体の登場を見守りたい。

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■3 ゴルフ場を舞台にしたカード偽造事件は「今の情報セキュリティの問題の象徴」[http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0502/04/news096.html][セキュリティ]<< 前の記事 このエントリーをはてなブックマークに追加

高木浩光@自宅の日記[http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20050204.html#p01] より。
ゴルフ場の貴重品ボックスのとんでもない仕様[?200501c&to=200501262F2#200501262F2] については、 生体認証[?200501c&to=200501262#200501262] に関連して触れた。
共通する問題なのだけれども、こういうったセキュリティに関連する機器やシステムの開発・設計に関わる技術者は、もっとセキュリティに対する考察を深くするべきだ。ろくに考察もしないで危険な製品を「安全です」といって出荷することの罪は非常に大きい。
システムの採用者がそのシステムが本当に安全かどうかを知ることは、ベンダー側が正しい情報を開示しない限り難しいし、Security by Obscurityの壁に阻まれて、「秘密のテクノロジーで安全」な機器を導入してしまうことも良くある。エンドユーザーは否応無く安全かどうか分からない機器を使わせられることになる。

件のゴルフ場で被害を受けた人や、当のゴルフ場は、貴重品ロッカーメーカーを相手取って訴訟を起こしたりしないのだろうか。
この件に関して言えば、危険な機能を搭載して今回の事件を引き起こしてしまったわけだから、貴重品ロッカーを製造した会社に責任が無いとは言えないと思う。

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Bio:前田勝之(まえだかつゆき)。長崎在住。コンサル、SE、プログラマー、 なんとか株式会社代表、非常勤講師(情報セキュリティ)。 セキュアド、テクニカルエンジニア(SV,NW)。サーバ管理とWeb日記を10年ほど。 ネットとリアルの接点に関心あり。食べること・歌うこと・愛すること・作ること・飲むこと。おいしいものがぜんぶすき。

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