2005年02月03日(木) << 前の日記 | 次の日記 >>
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■1 児童生徒の「生と死」のイメージに関する意識調査について[http://www.pref.nagasaki.jp/cgi-local/koho_cgi/kensei_news.cgi?mode=detail_disp&yymmdd=20050124&year=2005&month=01&day=24&dno=09&pno=01&key=&pageno=]次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

例の「死んだ人が生き返ると思いますか」の意識調査。

児童生徒の84.6%は、死んだ人は生き返らないと思っている一方、生き返ると思っている児童生徒も少なからず(15.4%)いることが明らかになった。
また、学年別では、中学校2年生が18.5%と最も高くなっており、予想外の結果であった。

という結果で、「15.4%の児童生徒が死んだ人が生き返ると思っている」というショッキングな結果だとしていくつかのメディアでも取り上げられた様だ。
調査結果の考察でも

本調査結果で最も注目したいことは、死んだ人が生き返ると思っている児童生徒が少なからずいた(15.4%)ということである。

として重視している。
これをどう評価するかだけれども、「行き返る」とした理由を見てみると、実は違う問題があるのでは無いかということに気づく。
予想外に「生き返る」と答えた率が高かった中学生の回答を見てみると、

  • 医学が発展すれば人は死んでも生き返ることができると思うから。
  • 人は死んでも心の中に生きていると思うから。
  • 人は死んでも生き返ってほしいと思うから。
  • 人が生き返るというのとは違うと思うが、技術が発達すれば、血液や細胞からクローンができると思うから。
  • 死んだ人が生き返らなければ、地球上の命が尽きてしまうと思うから。
  • 幽霊が生き返ると思うから。
  • 人は死んでも他の生物に生まれ変わると思うから。
  • 人は心臓が一度止まっても、ショックを与える治療等によって生き返ることがあるから。
  • 人の魂は死んでいないと思うから。
  • 人は生まれ変わることができると思うから。
  • 人が死んだら生きているときの記憶が消え、また別の人生を生きるのではないかと思うから。
  • 人は死んでも生き返ると信じているから。
  • 亡くなった人に似ている赤ちゃんが生まれてくるから。
  • 愛があれば、死んだ人が生き返ると思うから。

という内容で、輪廻転生を「生き返り」と混同して、「生き返る」と回答した児童生徒が多いのではないかということをうかがわせる回答となっている。
調査にあたっては、

実施校の学級担任が、特別に時間を設定し、必要に応じて補足説明を加えながら各教室で実施。

したということであるから、質問の仕方に誤解させる様なところがあって誤解したとは思えない。
多くの児童生徒が、輪廻転生を事実と思っていて、 *1 かつ、それを生き返りと混同しているのが大きい問題であると思う。

他の設問に、「家族や親戚など、身近な人が死んだ時の悲しみを感じたことがありますか。」というものがある。
8割強の児童生徒が「感じたことがある」と回答しており、身近な人が死んだ時にはほとんどが悲しみを感じるだろうけども、その体験をした事がない児童生徒が2割近くいるということであろう。
悲しみの体験率が低いことも問題になっているけれども、これは現在の核家族化した生活環境を如実に反映しているだけで、悲しみの体験率が低いことを直接に、児童生徒の死に対する意識が低いという問題の原因として結びつけるのは早急過ぎる。

「人を傷つけたり、殺したりしたとき、どのような罰を受けるか、法律や制度について知っていますか。」という中学校2年生対する問いがあり、「知っている」と答えた生徒は半数程度に留まっている。
既に社会では法律や裁判について扱っている筈なのに、これは問題だと思う。身の回りのことと結びついていないということだろう。

*1: 信仰の自由と関係するから扱いが難しい。

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■2GnuPGの鍵[セキュリティ]<< 前の記事 | 次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

使っていない鍵を破棄して整理した。
バックアップ *2 も作り直して封印。
封印は物理的な盗み出しの抑止効果は全くないけれども、印鑑の運用がきちんとなされているのであれば、多くの状況でもっと有効に活用できる。

例えば、サーバの特権パスワードは一人しか知らないという状況を作ったとする。多くの場合は、どちらかが業務を行えるので、他の人には特権パスワードを知らせない運用をしている。
これは良い事なのだけれども、年に1回あるか無いかの頻度で、どちらも対応できない状況で特権パスワードが必要になることがあったとしよう。海外旅行に行って連絡が取れない時に事故が起こるとか *3 、そういう事態がある。
それに備えて、複数の管理者がパスワードを実は知っているという運用になっていたりするが、パスワードを封筒に封印して保管しておくという手がある。
この場合、海外旅行から帰ってきたら封印を確認して、できれば開封の有無に関わらずパスワードを変えてしまうと良い。
*2: 鍵を盗まれる心配と鍵を失う心配を秤に掛けると、失う心配の方が大きいのだ。
*3: 管理者はよく知っているが、有名なマーフィーの法則に従って、そういうことは残念ながら往々にしてあるのだ。トラブルは大体、対応困難な時に発生する。

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■3都道府県のページで自由なリンクを認めているのは4県だけ[無断リンク]<< 前の記事 このエントリーをはてなブックマークに追加

ネットワークのマナーとして「リンクを張る時には相手先の許諾を得ること」とするのが正しいのかどうかという議論があって、マナーとして教える事には違和感を持った。
リンクに許可は不要です[http://oku.edu.mie-u.ac.jp/~okumura/compedu/?%A5%EA%A5%F3%A5%AF%A4%CB%B5%F6%B2%C4%A4%CF%C9%D4%CD%D7%A4%C7%A4%B9] や、 「無断リンク禁止/直リンク禁止」命令に関する想定問答集[http://park5.wakwak.com/~tanaka02b/column/faq.htm] あたりを読んで頂けると、リンクを許可制にすることのおかしさは理解して頂けると思うけれども、「法的には正しいかも知れないが、許可をもらうのが礼儀正しい」という反論は根強い。礼儀正しいのだからマナーとして許諾を得るべきだと教えた方が良いという論理になる。
もし「許諾を得るのがマナーだ」と教えてしまうと、その人が将来、自分のページで無断リンクを禁止することはできると思ってしまうし、無断リンクする人はマナーがなっていないと判断する様になる。間違いの拡大再生産だ。
そういうバックグラウンドがあって、各都道府県がどういうリンクポリシーを掲げているか調べてみたいと思っていた。

最近は、自治体も情報発信が盛んで、Webを使って積極的に情報発信をするようになってきたし、アクセシビリティに対する配慮も進んできた。
こういう状況であれば、以前の様に「無断リンク禁止」等というページは減ってきているのではないかと思ったが、想像以上にリンクに制限を設けているページが多い事を知って驚いた。
まず、リンクポリシーを掲げている都道府県は、 北海道[http://www.pref.hokkaido.jp/etc/webmaster.htm]青森県[http://www.pref.aomori.jp/contents/help.html]岩手県[http://www.pref.iwate.jp/info/sub/aboutlink.html]宮城県[http://www.pref.miyagi.jp/site_riyou.htm]福島県[http://www.pref.fukushima.jp/list/guide_l.html]茨城県[http://www.pref.ibaraki.jp/right_link.htm]群馬県[http://www.pref.gunma.jp/manage/homepage.htm]埼玉県[http://www.pref.saitama.jp/link.html#3]千葉県[http://www.pref.chiba.jp/link.html]東京都[http://www.metro.tokyo.jp/SUB/links.htm]神奈川県[http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/kohokenmin/info/info01.htm]新潟県[http://www.pref.niigata.jp/content/common/chosakuken.html]福井県[http://www.pref.fukui.jp/doc/intro.html#linkpolicy]山梨県[http://www.pref.yamanashi.jp/barrier/html/info/index.html#C5]長野県[http://www.pref.nagano.jp/hisyo/iken/aboutlink.htm#link]岐阜県[http://www.pref.gifu.lg.jp/common/riyouGuide3.html]愛知県[http://www.pref.aichi.jp/top/what_net/pageconcept.html]三重県[http://www.pref.mie.jp/info/chosaku.htm]滋賀県[http://www.pref.shiga.jp/policy/]京都府[http://www.pref.kyoto.jp/copyright.html]奈良県[http://www.pref.nara.jp/c_etc/rule.html]和歌山県[http://www.pref.wakayama.lg.jp/tools/toiawase.html]鳥取県[http://www.pref.tottori.jp/site/policy.htm#a2]島根県[http://www.pref.shimane.jp/cl.html]岡山県[http://www.pref.okayama.jp/kikaku/joho/linkprefokayama.htm]徳島県[http://www.pref.tokushima.jp/link_houkoku.nsf/MainTopic]香川県[http://www.pref.kagawa.jp/about.shtml]愛媛県[http://www.pref.ehime.jp/weblink/link5.html]高知県[http://www.pref.kochi.jp/policy/index.html]福岡県[http://www.pref.fukuoka.lg.jp/wbase.nsf/doc/site?OpenDocument]佐賀県[http://www.pref.saga.lg.jp/portal/public/SP/FSPM0000.html]熊本県[http://www.pref.kumamoto.jp/otoiawase/list.asp]大分県[http://www.pref.oita.jp/menu/link/]宮崎県[http://www.pref.miyazaki.jp/links/sougo-link/index.htm]鹿児島県[http://www.pref.kagoshima.jp/site.html]沖縄県[http://www.pref.okinawa.jp/terms/index.html] の36都道府県である *4
この内、トップページ以外へのリンクを特別の手続無しに認めているのは、福島・埼玉・千葉・奈良・島根・香川・福岡・熊本の8県のみである。
さらに、通知が不要となると、埼玉・千葉・奈良・島根の4県のみになってしまう。
結局、普通の意味で「自由にリンク」することを認めているのは、4県のみということだ。

リンクフリー[http://e-words.jp/a/link20free.html] という言葉があって、これも意味が不明瞭な言葉だ。
「フリーにリンクして良い」と言っているのか、「リンクからフリーにせよ」と言っているのか良く分からない。そもそもリンクすることに制限はないのだから、英語にはそんな言葉がないのだ。
一般的に「自由にリンクして良い」と言う意味かと解釈していたが、

当方では、ホームページは基本的にリンクフリーであるべきと考えておりますので、本県のホームページに対するリンクの設定はご自由に行っていただいて結構です。
なお、原則としてリンクの許可や承認を差し上げるといったことはしておりませんので、念のため申し添えます。
また、リンクフリーの範囲はトップページに限りますので、トップページ以外へのリンク設定については個別にお問合せください。

という良く分からない主張が出てきてますます分からなくなった。 愛媛県[http://www.pref.ehime.jp/weblink/link5.html] では、「ホームページは基本的にリンクフリーであるべき」と考えているけども、「リンクフリーの範囲はトップページに限」るのだそうだ。

トップページであっても、リンク時に通知を必要としている都道府県も多くて、16都道府県は事後に通知を求めており、新潟・神奈川・岐阜・佐賀の各県については、「事前に」承認が必要としている。

さらに言えば、ほとんどのページが

リンク元のホームページの内容が、法令や公序良俗に反する場合などにはリンクの削除をお願いすることがありますので、あらかじめご了承ください。

という文言を掲げている。
リンク元に責任を負えないのは当然であるが、この注意書きはかえって、リンク元に責任を負うかの様な働きをしてしまっている。
リンク元をいちいち審査しているのだろうか。実際は、審査しないのであればこういうことは書かない方がよい。
公序良俗に反するサイトだと思ったとして削除を依頼することも非常に難しいはずだ。県として当該のサイトが公序良俗に反することを示して、削除依頼をすることが本当にできるだろうか。表現の自由と絡んで大変な問題の引き金を引いてしまう可能性は多分にある。
逆に放置していれば、公序良俗に反するサイトからリンクを張られていて何らかの問題になった時に、「リンクの削除をお願いする」と書いていたにも関わらず、その依頼をしなかったことを問題にされる可能性がある。
そもそも、リンク元に責任を負えるわけがないのだ。そうして、

このウェブサイトへリンクを張っている○○県以外の第三者のウェブサイトの内容に関して、○○県はいかなる責任も負いません。

という当たり前の事を書かないと行けなくなる。こうやって、どんどん断りを増やしていってしまうところ、まさにお役所的だ。

結局、やはり「リンクは許可を受けるもの・与えるもの」の思想が根底にあることをうかがわせる結果となった。
無断リンク禁止教[http://d.hatena.ne.jp/HiromitsuTakagi/20040426#p2] が広がった震源地がどこかにある様な気がするのだけれども、これらの都道府県ページは今まさに無断リンク禁止教を新たに広めつつあるに違いないと感じる。
あるいは、役所のサイトは「できればアクセスして欲しくない」と思っているのだろうか。
一般のページが「無断リンク禁止」と言っている分には、「ウェブを理解していない」で済むし、根拠がない要求に従う必要もないし、そういう分かっていないサイトにはリンクをしない *5 という方法もあって、それはそのサイトが結局は損をするのだけれども、役所だって損をするはずだ。さらに役所だからこそ間違いを拡大再生産するのはよろしくない。
禁止すべきでないことを禁止すると、絶対に損なうものがあるのだ。

関連記事[title.cgi?CAT=%CC%B5%C3%C7%A5%EA%A5%F3%A5%AF]:

*4: もちろん、只今絶賛リンク許可侵害中である。
*5: リンクをせずにアドレスを表記すれば事足りる。ttp://wwwという表記も某掲示板ではよく見かける。この場合、リンク先としてはログから解析ができなくなるので好ましくないはずだ。

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