1998年10月27日(火) << 前の日記 | 次の日記 >>
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■1電気通信事業者としてのプロバイダ このエントリーをはてなブックマークに追加

MP3に絡んで、色々なプロバイダに警告文書が送られてきているようです。原文を入手したわけではないので、詳しいことは ネットワーク音楽著作権普及・啓発プロジェクトのページ[http://www.music-copyright.gr.jp/] を見て頂くとしましょう。
何か、「(違法|公序良俗に反する)コンテンツ」がWebに上がっていたらプロバイダを責任追及する流れになっていて嫌だなぁと感じます。どうもプロバイダは通信事業者と認めてもらっていないのじゃないかという気がしてきます。
もちろん「市販(CD|アプリ)のデジタルコピーをWebで勝手に配布する行為」を肯定している訳ではありません。ただ、プロバイダ側が、ユーザーの行動やデータを監視できるかというと、仮に技術的に可能だとしても、予め許可を得ておかない限り、倫理的にやってはいけない行為だと思います。「予め許可」はプロバイダとユーザー間の信頼関係に基づいてきちんと説明すべき事だと思いますが、約款にこっそり書いてあるプロバイダもあるかも知れません。「当社はお客様が公序良俗に反するデータを送信していないことを確認するために通告なくウェブ・メール・その他のデータを閲覧することがあります」とかね。
で、そういう約束がない状態でWebのディレクトリを管理者権限で直接のぞいて、怪しいファイルがないかどうか積極的に探す行為は、もはや「検閲」ではないでしょうか。これは通信事業者に許されない行為の様に思えます。
仮に作業中に「確実に問題」というファイルを「偶然」発見したにせよ、通信事業者の守秘義務とどちらを重視するかは大問題です。民間人であれば「刑事告発の義務」はないから多少問題は軽くなりますが、一部の公営のプロバイダで公務員が不正に気づいてしまった場合、告発の義務が絡んで難しい問題になるのじゃないでしょうか(詳しい方のフォロー求む)。
例えば、NTTのF-Net(これも蓄積・配布系のメディアになり得ます)使って違法な情報が流通していたとして、こんなに簡単に「検閲せよ」あるいは「削除せよ」という要求が出てくるでしょうか。違法な内容の会話が行われているらしい、という理由で「電話を盗聴しよう」という発想につながるでしょうか。
インターネットプロバイダも通信事業者であることを忘れてはいけないと思うのですが、プロバイダ側でも通信事業者としての自覚が薄いところがあって困った物です。
前述の「警告文書」を受け取って削除処置をしたプロバイダの中に、通信事業者としての義務を忘れたところが無ければいいですが。

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Bio:前田勝之(まえだかつゆき)。長崎在住。コンサル、SE、プログラマー、 なんとか株式会社代表、非常勤講師(情報セキュリティ)。 セキュアド、テクニカルエンジニア(SV,NW)。サーバ管理とWeb日記を10年ほど。 ネットとリアルの接点に関心あり。食べること・歌うこと・愛すること・作ること・飲むこと。おいしいものがぜんぶすき。

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