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■1NATがあればIPv6は要らない論[ipv6]次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

某MLで盛り上がっている議論。
デジャブ[http://www.nantoka.com/~kei/diary/?20020312&to=200203123#T200203123] を感じるくらい、繰り返される議論なのだけど、さすがネットワークオペレータが集まるMLだけのことはあって、新たな視点からの主張があって興味深かった。

IPv6 不要派の主張としては、

  1. NATがあればアドレスの節約は可能
  2. IPv6は経路爆発の問題を解決しない
  3. クライアントとNATが協調すれば、より効率的なNATが実現可能
  4. 特定ポートに依存するアプリケーションは改修すれば良い
  5. 大量にセッションを張るアプリ(ブラウザ等)は改修すべき

といったところだろうか。

対して、 IPv6 必要派の反論としては、

  1. NATによるアドレス節約には限界がある
  2. IPv6ならば疎なアドレス付与が可能なので経路が集約しやすい
  3. クライアントを改修できるのであればIPv6も導入できるだろう
  4. クライアントを改修するのならばIPv4の延命よりもIPv6に移行した方が良い
  5. アプリケーションの挙動を制約するのは難しい

といったところの様だ。

IPv6 不要派にも、実は複数の派閥があって、「未来永劫IPv4で十分」派と、「IPv4を延命して IPv6 よりも良い IPng に移行すべき」派がある様だ。

私自身は、この日記で IPv6 絡みの記事を 何度も[http://www.nantoka.com/~kei/diary/namazu.cgi?key=IPv6&submit=Go&whence=0] 書いているくらいIPv6推進派で、この時期になってもIPv6不要論が出てくることについて正直、意外感があった。
この手の議論については「今の」インターネットの利用だけを考えるのであれば、IPv4にNATで頑張れそうなのだけれども、インターネットの利用方法は、質量共に日々革新的に増大し続けているという状況がある。
インフラの提供側としては、インフラの制約が利用の拡大を制約しないようにしたいと考えるだろうし、新たな利用方法が生まれることは市場を成長させることに繋がるわけだから、新たな利用方法に備えてインフラを整備しておこうというインセンティブが存在する。
その昔、 「めぼしい特許は既に出願されてしまったから特許制度はもう不要だ」とか、「640KBあれば十分」とか[http://www.page.sannet.ne.jp/mnagai/msj/openmind.htm] 言った人がいるけれども、インターネットはむしろこれからなのではなかろうか。
だとすれば、「未来永劫IPv4で十分」には無理があって、遅かれ早かれIPngに移行する必要が出てくるだろう。
そこでIPv6に移行するか、もっと待ってその他のIPngに移行するかだけれども、その他のIPngへの移行を選択するためには2つの前提が必要だと思う。一つは、その他のIPngが現在のIPv6並みに普及し実証が行われるまでIPv4が延命できること。もう一つは、新たなIPngは未来永劫さらなるIPngに移行する必要が無いか、IPv6からそのIPngへの移行よりも相当に低いコストで移行が可能であること。である。

RFC1884[http://tools.ietf.org/html/rfc1884] が1995年末に出ているが、 IPv6 にはこの RFC 以前から約15年程度の歴史がある。IPngとしてここまで来るのに15年掛かったということである。IPv6以外の何かを開発するとして、IPv6の経験が活かせるとしても、政治的な手続きに掛かる時間は大きくは節約できないだろうし、今度は「IPv6で十分派」とも対立しながら物事を進めなければならない、例えば5年後にそのIPngが現在のIPv6以上の存在になり得るだろうか。
そして、その5年の延命はインターネットの進歩を前提にしても可能なのだろうか。

IPv6以外のIPngがどの様な設計になるかは知らないが、IPv6はv4の反省を元に、拡張性とシンプルさをうまく両立させた構造になっている様に思う。IPv6の後にさらにIPngを作るとしても、そのIPngは、IPv4からv6への乗り換えの様なドラスティックな変更ではなく、オプショナルな 拡張ヘッダ[http://www.ipv6style.jp/jp/tech/20030425/index.shtml] が増えるような、互換性のあるアップデートで実現可能なのではないかと言う予感がする。
仮に、IPv6では全く対応できないほどの構造変化が必要になるとしたら、逆にその構造は現在は受け容れがたいほど将来を向いたものではなかろうか。その将来が本当にやってくるのであれば乗り換えは不可避であるが、それだけ未来のことを今設計することは、新たなIPngを設計しても無理なのだから、その時はもう一度乗り換えるのは止む無しとして、早いうちに一度目の乗換えを経験しておくのが良いように思う。

そもそも、IPv6の設計思想の根幹がend-to-endなのだから、NATと対立するのは良く分かる。この問題、ひょっとすると民主主義と社会主義の様な思想対立の問題なのかも知れない。

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■2キーワード辞書に[hns]<< 前の記事 このエントリーをはてなブックマークに追加

「IPv6」や「IPv4」が入っていないので関連記事を引っ張れていない。残念。

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2007年11月10日()<< 前の日記 | 次の日記 >>
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■1DVで悩む[mixi]次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

長年使ってきたDVカムの調子が悪くなってきた。

幼稚園の行事なんかもあるので、買い換えようかなって思って調べてみると、最近はDV以外にも色々選択肢があってますます悩む。

まず、記録媒体がDV以外にもHDDとかフラッシュとかあるし、どうせPCかDVDレコーダに落として編集するんだから、テープにこだわる必要は無いのですね。

いや、そもそもDV撮りはするけど、撮るだけでほとんど見てないのだから、これからDVカムに投資するよりも、カメラの交換レンズ買ったほうが良いんじゃないかとか、小一時間。

あー。修理するって選択肢もあるか。

まぁ、次の行事は当分先だからゆっくり考えよう。

あ!タイトル、実は狙いました。心配掛けちゃった方ごめんなさい。
時々殴られたりもするけど、女の子に手は上げないので大丈夫です。

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■2血液型がA型の人が…[mixi]<< 前の記事 | 次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

血液型がA型の人がmixiに少ないような気がして、プロフィールを見ていくと、どうも日本の血液型比率から有意に離れて、A型の人が少ないことに気づきました。
代わりに多いのが、O型とAB型。

きっと、社交的なO型の人はmixiみたいなコミュニティを好むし、二面性があるAB型の人は普段と違う付き合いができるということでmixiに来るんでしょうね…











いや



なんてことはあるわけ無いと思って、きちんと調べてみました。

A型 3,332,373人 (38%)
B型 1,849,531人 (21%)
O型 2,652,188人 (30%)
AB型 864,744人 (9.9%)

ほぼ、日本の血液型構成比率に一致します。

きっと、O型やAB型の人は、比較的少ないことを意識しているので、A,B型の人よりもプロフィールで公開している比率が高いのか(検索には掛かるのかな?)、あるいは印象に残るから覚えてるという現象なんでしょうね。

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■3落ち込んだ時に聴く曲[mixi]<< 前の記事 このエントリーをはてなブックマークに追加

最近、何のために生きてるのか、家族を生活させなきゃいけないから仕方なく生きてるって感じられる位に落ち込んだりすることがあります。

僕の生きていこうって気持ちは、誰かに必要とされるってところから来ていて、誰かに喜んでもらえるとか必要とされているって実感が僕を支えているようです。多分、子どもの頃に「何の役にも立たない」って言われ続けたのが、トラウマになっているのでしょうね。

何の役にも立たないって言われると、生きているのを否定されたような悲しい気持ちになります。
ありがとうって言ってもらえると、生きてて良かったって思います。
どうでも良いって思っている人からどう思われても耐えられますけど、そうじゃない人からは評価されないと生きていく価値が無い。

まぁ、誰しもそうやって生きてるんでしょうけどね。誰かに必要とされているって信じてないと、世の中は生きていくのは辛いから。

ということで、落ち込んだりした時は、曲に癒しを求めたりするんですが、昔はレクイエムを良く聴いてました。My heart will go onとかも良いかな。

お勧めの曲があったら教えてください。

まぁ、家族を生活させるために生きてるって考えるのはやめた方が良いかな。幸いにして生命保険にはずいぶん前から入っているし。生きる理由付けにならない。

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2005年11月10日(木)<< 前の日記 | 次の日記 >>
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■1 総務省、新規参入3社に認定書交付[http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/news_toppage/26485.html]次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

孫氏は「まだ認定されたばかりで、今後ビジネスモデルを模索していくことになる」と述べ、笑顔の中にときおり堅い表情を見せながら、携帯電話事業に全力で取り組んでいくとした。
ずいぶん規制緩和が進んで、「今後ビジネスモデルを模索していく」という状況でも新規参入が認められる様なシステムになった様だ。皮肉ではなく。 ますます激しい競争が始まるのだろう。

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■2 スパイウエア使った不正振り込み、容疑で男逮捕 警視庁[http://www.asahi.com/national/update/1110/TKY200511100307.html][セキュリティ]<< 前の記事 このエントリーをはてなブックマークに追加

平山容疑者は6月、川崎市内の貴金属販売会社に商品への苦情を装ったメールを送付し、添付したスパイウエアを開かせて、この会社がジャパンネット銀行を利用する際に使っていた暗証番号などを入手。これをもとに7月1日、同銀行のサーバーに不正アクセスして、この会社の銀行口座から平山容疑者らが管理していた口座に約22万円を振り込ませ、だまし取った疑い。
2日の記事の事件に関連しているものと思われる。
[http://www.nantoka.com/~kei/diary/?200511a&to=200511021#T200511021] 相当の体制での足で稼ぐ類の捜査が功を奏したのだろうと想像するけれども、今後この手の犯罪が振り込め詐欺的に増えてくると、捜査が追いつかない様な状況がやってくるに違いない。
そういうソフトを信じちゃダメという認識が拡がるのと、犯罪者が真似するのは後者が早そうで、その差だけ今後も被害が出そうだ。

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2002年11月10日()<< 前の日記 | 次の日記 >>
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■1SYA!nikki[SYA!nikki] このエントリーをはてなブックマークに追加

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1998年11月10日(火)<< 前の日記 | 次の日記 >>
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■1ハロウィン文書 このエントリーをはてなブックマークに追加

毎週楽しみにしている 「がんばれ!!ゲイツ君」[http://www.asahi-net.or.jp/~FV6N-TNSK/gates/] のページで、 ハロウィン文書が日本語で読めるページ[http://www.post1.com/home/hiyori13/freeware/halloween.html] があるのを知りました。
ハロウィン文書については、 解説:Linuxの優位性を指摘するマイクロソフト社内メモ[http://cnet.sphere.ne.jp/News/1998/Item/981105-3.html] という記事があるのでこちらを読んで頂くのが良いかと思います。
どうしてLinuxに関しての議論がマイクロソフトで交わされたかといえば以下の様な事情でしょう。例えば、私がデスクトップで使っているOSはWindowsです。どうしてかと言えば、アプリケーションの数が多いからという理由で、それ以上の理由はありません。ですが、サーバにNTを使おうという気にはなりません。理由はこの後で述べていきます。
ところがマイクロソフトとしては、高収益を上げるサーバーOS市場で苦戦する訳にはいきません。そこで強力なライバルであるLinuxに代表されるオープンソースの流れを分析している訳です。
で、この文書なのですが、なかなか勉強しているところもあります。オープンソース勢力に勝つための戦略も鋭いです 「プロトコルやアプリケーションの脱共有化」
確かにこれこそがマイクロソフトがインターネットに対して取ってきた戦略です。多くのマイクロソフト製品がインターネット上の情報交換規則に違反するのは、そういう事情だった様です。考えてみれば、メールソフトのバグ等もユーザーサイドでのパッチで対処できる程度の物を放置しているところなど、「バグではなく仕様」なのかも知れません。
こうやって、MS製品どうしでしか通用しない規則を作り上げていくことによってインターネットを分断させ、クライアントOSとしてのWindowsの優勢を利用して、サーバ市場でも覇者になろうというのが、長期的な戦略なのかも知れません。
ところで、先ほど述べた「サーバにNTを使わない理由」ですが、現段階のNTの信頼性はともかくとしても「独自規格」が多すぎるところが将来的に不安だからです。
「独自規格」は闇の中にあって、その規格すらオープンにされない場合があります。サーバを構成する部分の一部に致命的な問題を発生したら、もう対処の方法がない訳です。
例えば、ファイルシステムが公開されていないデータベースソフトの保守を考えてみて下さい。何か問題が発生しても、そのソフトの中でしか問題を解決する方法は用意されていません。ソフトの開発元がそのシステムの生殺与奪を支配することになります。開発元がサポートを打ち切れば、そのシステムは朽ち滅びていく運命にあります。
オープンソース文化のOSであれば、ファイルフォーマットが公開されないということはありません。何しろソースが公開されている訳ですから。例えそのソフトを使うのが自社だけになったとしても、開発者さえ連れてくればいつまででもメンテナンスしつづけることができます。
弊社の様なプロバイダではインターネットインフラは会社の生命線です。会社の生殺与奪の権限をマイクロソフト一社に委ねたくはないのです。これが、サーバにNTを導入しない根本的な理由です。

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      Bio:前田勝之(まえだかつゆき)。長崎在住。コンサル、SE、プログラマー、 なんとか株式会社代表、非常勤講師(情報セキュリティ)。 セキュアド、テクニカルエンジニア(SV,NW)。サーバ管理とWeb日記を10年ほど。 ネットとリアルの接点に関心あり。食べること・歌うこと・愛すること・作ること・飲むこと。おいしいものがぜんぶすき。

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