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■1シリーズ武雄市TSUTAYA図書館(32) - 10月26日付 文化通信「TRC、CCCとの関係解消へ」[図書館][武雄市][CCC][TSUTAYA図書館] このエントリーをはてなブックマークに追加

文化通信 2015-10-26大きいニュースが飛び込んできました。10月26日付の文化通信1面、「TRC、CCCとの関係解消へ」との見出しで、TRC側からのJV解消の意向を報じています。
TRCの掲載情報[http://www.trc.co.jp/index.html] にも、「文化通信に弊社社長・石井の記事『TRC、CCCとの関係解消へ』が掲載されました。」とあり、18:54現在、これを否定する様なコメントが出ていないところからも、TRCとしての発表とみなして良いようです。
記事には「図書館運営に対する理念の違いで」とある様に、TRCの理念とCCCのやり方は当初から随分、食い違っていたように思います。
TRCの トップからのメッセージ[http://www.trc.co.jp/company/index.html] には、以下の様にあります。

図書館は地域に根ざし、地域に暮らす人びとを支え、自立した個人を育てる教育機関です。民主主義が一人ひとりの健全で良識ある判断力と経済的自立を前提としていることを鑑みると、生涯学習の場としての図書館の充実こそ民主主義の砦であるといえます。

海老名市立図書館指定管理業務 打合議事録, 平成26年2月12日 図書館をこの様に位置付けているTRCと、公共図書館を商業施設に作り替えるCCC。理念が違うのは最初から分かり切っていた事なのではないかと思います。
私自身は、TRC-MARCや長崎市立の運営については高く評価をしながら、一方でアロマサービスやTRC-DLについては疑問を感じ、CCCとのJVについても、ビジネスとして利益を上げることを強く意識せざるを得ない状況がTRCをその様に変質させていくのか、そうであるとするならば、価格競争に陥りがちな指定管理者制度と言うシステムあるいは多くの自治体での運用に問題があるのかも知れないといったことを考えてきました。質が評価されるのであれば、TRCは十分戦える企業のはずです。
今回、そもそもCCCと関係を持ったことについては、非常に残念に思いましたが、その関係を解消、しかも、理念の違いを理由にしてその解消を行ったことに関しては高く評価したいと思います。少なくとも、TRCは図書館の担い手としての信頼の一部を回復したと思います。そして、その判断は、長期的に見て、TRCの事業にとってはプラスに作用すると確信しています。

関係の解消につながった「理念の違い」。その一端を物語る資料があります。平成26年2月12日にTRC本社で行われた打ち合わせの議事録です。

海老名市担当)図書館の雑誌が減ることが懸念される。
CCC担当)どのタイトルを残すかは協議させてほしいが、基本的に雑誌は販売を中心にする。販売のタイトル数を大幅に増やすので、館内閲覧できるタイトル数としては大幅増となる。
バックナンバーについては、ILLやドキュメントデリバリを利用したい。どの図書館にもあるタイトルを海老名市で保管する必要があるのか疑問に感じている。

と、CCC担当は、武雄市と同様、雑誌は販売のみに切り替え、アーカイブとしての機能も放棄することを主張します。
雑誌をこの様に扱う事は、「ブック&カフェビジネス」にとっては生命線と言っても良いことだと思われます。
気軽に手に取れて短時間で読める販売用の雑誌を、カフェの代金を席料代わりにして読ませる…私が観察した限り、代官山に行っても、梅田に行っても、武雄に行っても、この状況は同じでした。
その様に考えれば、雑誌を借りて帰って、自宅でもどこでも、利用者の空き時間で読むことができる図書館の機能は、CCCのビジネスにとっては邪魔になるものだと思います。
これに対して、TRCの谷一会長は、

TRC谷一会長)図書館の価値はアーカイブ機能にあるので、図書館の購読雑誌を減らすのは反対。

と発言します。当然の主張だと思います。これに対するCCC担当の発言は

CCC担当)どのタイトルを残すかは協議させてほしいが、基本的に雑誌は販売を中心にする。販売のタイトル数を大幅に増やすので、館内閲覧できるタイトル数としては大幅増となる。

と平行線です。館内(のワンドリンク制の席)で利用させたいという主張を繰り返します。このために、図書館の アーカイブ機能を放棄[http://lomax.cocolog-nifty.com/apprentice/2013/11/1-0055.html] し、お金を使えない利用者から、雑誌をとりあげようとする訳です。

記事には「コミュニケーションが成り立たなかった」とありますが、思えばこの段階から、両者の溝は深まる一方だったのかも知れません。

今回の関係解消は、今後の全国への「ツタヤ館」の展開についても、大きい影響を与えるでしょう。
海老名市ツタヤ図書館を見る(下)[http://www.kanaloco.jp/article/129841] に書かれた「攻防」の内容を見ても、今回の発表の方法や発言内容を見ても、今回の「解消」が円満解消で無いことは明らかです。TRCとしては、短期的に損失が出たとしても、自社の理念や長期的な事業を考えて覚悟の関係解消をしたものだと思います。
となると、他の指定管理事業については、TRCとCCCは競争相手となる訳で、一方、CCCはこれだけ不祥事を起こした後に、単独で利用者や自治体の信用を獲得しなければならない…
これは、CCCとしては非常に厳しい状況になるのではないかと想像しています。

全国への展開や、今後の海老名の対応も油断せずに見て行かなければなりませんが、今回の一連の事件を通じて、図書館の役割や機能が、より広く深く理解されていくことを期待したいと思います。

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■1 続・関連記事検索のデバッグ[http://www.nantoka.com/~kei/diary/?20091025&to=200910252#T200910252][hns]次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

どういうつながりで関連記事を拾っているのか、実際に観察してみないと傾向がつかめない気がしたので、各記事をどういうつながりで表示しているのかと、スコアを表示してみるようにした。ややDBに負荷を与えるので、見たいときだけAJAX経由で表示するように。
関連記事へのリンクにフォーカスを当ててしばらく待つと表示されます。

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■2 痴漢対策で電車内への防犯カメラ設置要請[http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20091026-559694.html][社会]<< 前の記事 このエントリーをはてなブックマークに追加

どういう風に設置するんでしょうね。混雑時を考えると現場の撮影はなかなか難しいような気がしますが。
被害報告があった時の映像を見比べて、時間や路線が違うのに毎回近くにいる不審者とかを見つけ出してマークしたりするのかな。

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2005年10月26日(水)<< 前の日記 | 次の日記 >>
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■1出張6日目[おしごと] このエントリーをはてなブックマークに追加

ホテル移動の日なので、早めにあがる。
[http://www.castle.co.jp/] バーは閉まっていたけれども、ルームサービスが24時間対応なのは嬉しい。海外系のホテルは24時間対応のところが多いようだ。

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2004年10月26日(火)<< 前の日記 | 次の日記 >>
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■1 続・RFIDジャマー[http://www.nantoka.com/~kei/diary/?200308c&to=200308232#T200308232]次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

以前、RFIDジャマーの話を書いたけれども、パッシブ型のRFIDならボタン電池でキーホルダーに実装したものなんかが、海外では市販されてるんじゃないかと思ったのだけれども、まだないみたいだ。

そもそもRFIDの問題(の一つ)は、本人の知らないところで当然同意を得ずに本人の固有IDを読み取るところにあって、これは勝手に財布の中の会員証やクレジットカードの番号や、携帯電話の機種固有IDを読み取る様な行為だと思う。

RFIDジャマー・キーホルダーは、スイッチを入れておくと、パッシブ型RFIDタグの読み取り伝播に反応し、ブザー音を鳴らすと共に、RFIDタグの読み取りを妨害する電波を発信する。
もし、読み取りを認めたかったらその間だけ押しボタンを押して、読み取りを認めれば良い。

物流の管理をする場面にはジャマーは持ち込まないだろうし、閉店後に棚卸しをする時にも当然支障はない。営業中に在庫チェックをしようとした時に、ジャマーを持った客がいれば、「棚卸し中だからしばらく切っておいて下さい」と頼むことになるだろう。

万引きに耐えかねていて、RFIDが万引き防止に効果を発揮すると信じている店では、
「RFID読み取り機を設置しているため、ジャマーの電源を切って入店下さい。RFIDジャマーを使用した場合はボディーチェックをさせて頂く場合があります。」
と掲示すれば良い。

何らかの目的でRFID読み取りをしている場所では、ジャマーのブザー音が鳴って不審に思われるだろうから、
「当店ではお客様の来店履歴を蓄積して、よりご満足頂けるサービスを提供するために、お客様のお持ちになっているRFIDタグを読み取らせて頂いております。」
と掲示をしておけば問題ないはずだ。

RFIDジャマーの普及は、RFIDタグを読み取らせる選択の権利を我々に取り戻してくれるかも知れない。

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■2運命の出会いキーホルダー<< 前の記事 | 次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

今まで諦めていた一瞬の出会い。この「運命の出会いキーホルダー」さえあれば、運命のあの人にもう一度出会えます。
  1. 運命の出会いの瞬間、「キャプチャー」ボタンを押して下さい。本人になるべく近い方が良いですし、できれば人混みでない方が良いでしょう。
  2. 読み取ったRFID情報が本体内のメモリーに記録されます。本体添付の「運命の人探索申し込み書」に、年齢・性別・特徴・出会った場所等を分かる範囲で結構ですからお書き添えの上、当社までご返送下さい。
  3. 当社の設置したRFIDスキャナ情報網のデータを分析し、その方の現れる場所や時間を返送致します(分析まで2週間ほどお待ち下さい)
なんか、これの逆の様なキーホルダーがあった様な気がするのだけど、どうなったのだろう。

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■3 ドイツ語で2番目に美しい言葉は「セキュリティ」[http://el30.com/archives/2004_10_25_233524.php][CLIP][セキュリティ]<< 前の記事 このエントリーをはてなブックマークに追加

『geborgenheit』らしいです。
ちなみに、1位は『Habseligkeiten』〜(あまり価値のない)わずかばかりの所持品。 3位は、『lieben』〜愛。
liebenしか覚えてないな。

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2002年10月26日()<< 前の日記 | 次の日記 >>
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■1SYA!nikki[SYA!nikki]次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

1138 諫早駅:

1245 佐賀駅:

1326 チキ:

1354 会場:

1354 貼り紙:

1503 こんな感じ:

2131 香椎駅:

2147 博多:

2154 甘いにおい:

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■2BBQ会場到着[freebsd]<< 前の記事 このエントリーをはてなブックマークに追加

ちょっと発表に遅刻した。

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1998年10月26日(月)<< 前の日記 | 次の日記 >>
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■1NTとんでも本の世界 このエントリーをはてなブックマークに追加

土日は久しぶりに休みを取りました。図書館に行って、以前から読みたかった本を何冊か借りてきて読みました。やっぱりコンピュータ関連の本ばかり読んでちゃ、感性の充電ができないよね。
コンピュータ関連書籍のところを見ていたら(って、結局そっちに行ってしまうところがなんですが・・・)、やはりNT関連書籍がたくさんあります。やはり全体での注目度が高いことは否定できないです。
ただ毎度ながら無茶な記述が目に付くのは何とかして欲しいですね。いわく「NTはC2クラスセキュリティだからインターネットサーバにも最適」とか「UNIXは古いOSなので、インターネットに不利」とか恐ろしいことが書いてあります。
本というものは出してしまったら取り返しがつかない訳で、もう少しきちんと調べてから書かないと、筆者の信用にも影響すると思うのですが。もちろん読者にもこれほど失礼な話はありません。
念のために書きます。「NTはC2クラスのネットワークOSでは ありません 」もし、そういう記述があればそれは 間違いか嘘 です。さらにこんな事書かなくてもみんな知ってると思うのだけど、「インターネットはもともとUNIX間のネットワークとして成長したものです。」決して、 マイクロソフトが開発したものではありません
興味をお持ちの方は、特にビジネス書として出版されてるNT入門書でもお読みになることをお勧めします。「とんでも本」としてはなかなか楽しめます。
付記: NT4.0に関するC2レベルの最終評価は年内に発表される模様です。[http://www.microsoft.com/security/issues/c2summary.asp]

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