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■1ISPがパケットを解析して、より的確な広告を表示するサービス、総務省容認[プライバシー] このエントリーをはてなブックマークに追加

「ネット全履歴もとに広告」総務省容認 課題は流出対策[http://www.asahi.com/business/update/0529/TKY201005290356.html] という記事に驚いて、色々調べてみた。
ちなみに、DPIはここでは、「Deep Packet Inspection」の略の様だ。
記事の元になったのは、総務省の 利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会[http://www.soumu.go.jp/menu_sosiki/kenkyu/11454.html] が出した、 利用者視点を踏まえたICTサービスに係る諸問題に関する研究会 第二次提言(案)[http://www.soumu.go.jp/main_content/000067373.pdf] の様だ。
この提言によると、
DPI技術を活用した行動ターゲティング広告の実施は、利用者の同意がなければ通信の秘密を侵害するものとして許されない。
とした上で、
通信当事者の同意がある場合には、通信当事者の意思に反しない利用であるため、通信の秘密の侵害に当たらない。
として、適切な同意を得るように求めている。
つまり、提言は「きちんと利用者の同意を得る必要がある」という主張であり、同意を得たものは通信の秘密の侵害に当たらないという主張の様だ。
しかしながら、これは通信事業者に取っては、パンドラの箱を開けるような覚悟が必要な事業ではなかろうか。
DPIを利用した広告事業を展開する事業者は、利用者の同意はどうあれ、利用者の通信をのぞき見て収集するシステムがいつでも使える状態にあるということになる。
利用者がオプトアウトしたとして、過去に収集されたデータは利用されないだけでなくて、削除されたのかとか、そもそも同意していない場合に、広告に反映させていないのではなく、収集をしていないのか、といった事を疑われだすと、やっていない証拠は無いのだから、反論する手段がない。
「どこからか」閲覧履歴から得たと思しき情報が漏れたとして、ISPが漏らしたのではないと証明することも困難だろう。
こういうことを考えると、ある1社のISPがDPIを使った広告事業を始めるのはなかなか困難かも知れないが、仮に、数社が横並びで一斉に始めて、オプトアウトするには割増料金が必要だと言うことになれば、一気に既成事実化されてしまうかも知れない。
ところで、提言書の議論に疑問があるのだが、通信の当事者一方の同意を得れば、通信内容を第三者であるISPが利用して良いのだろうか。
閲覧を制限したページであるにも関わらず、閲覧者がISPにDPIを認めているために、ページ内容が解析されてマーケティングに利用されると言うのは、ページ提供者に取っては納得しがたいのではないだろうか。

DPI行動ターゲティング広告の実施に対するパブリックコメント提出意見[http://takagi-hiromitsu.jp/diary/20100530.html#p01]:

高木先生がパブコメを出していた。
事業者の告知通り、正しく運用されているかどうか検証する方法が無いのだから、第三者による監査を義務付けない限り、合法とすべきでないと言った主張。
全くその通りだと思うけれども、財団法人DPI広告事業監査機構とかいう天下り法人ができる様な、明後日の方向に発展するんじゃないかと懸念。

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2005年05月31日(火)<< 前の日記 | 次の日記 >>
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■1 IT部員を安全に解雇する方法[http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/0505/30/news054.html][セキュリティ]次の記事 >> このエントリーをはてなブックマークに追加

Stressful Angelから。
[http://stressfulangel.cocolog-nifty.com/stressful_angel/2005/05/_531_b7f3.html] このケースや、 解雇された腹いせに500万通のスパム送信--英でDoS攻撃の少年逮捕[http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20069851,00.htm] の様なケースは、いわば「腹いせ」なので、比較的低レベルな攻撃なのだけど、自分の職場や自分の評価に日常的に不満があるIT部員の場合は、もう少し周到な準備をしていることがあるから注意が必要だ。
例えば、
  • (彼|彼女)が作ったAccessの給与支払システムには、マスターから自分の名前が消えたら、全データを消去しちゃう様なコードが埋め込まれているかも知れない。
  • バックアップローテーションを知っているので、データを徐々に崩壊させていって、気づいた頃にはバックアップローテーション全てが改竄済みのデータになっている仕様かも知れない。
  • Linuxサーバでは、パスワードが勝手に変更されてたら裏口を開けて待つdaemonが走っているかも知れない。
  • .forward使って、アクセス権限を取り戻すスクリプトが仕掛けてあるかも知れない。
  • (彼|彼女)が保守してたシステムが決算処理の頃になってうまく動かなくて、魔法の修正を毎年やらないと、きちんと動いた様に見えるけど、結果が微妙にデタラメになるっていう仕様になってるけど、それが明文化されていなくて、うっかり引き継ぎを忘れてるかも知れない。
等と、解雇に備えて着々と準備を進めているかも知れない。
そういった準備が整うと、「いつでも辞めてやる」というある種の覚悟ができるから、かえって些細なことに腹を立てない様な余裕が出てたりするけれども、理不尽な事を命令されたりしたのをきっかけに「私の待遇は不満だ」と言い出す事になる。周囲からすると、いきなり態度が大きくなるので驚くのだけれども、本人としては、「今までずいぶん我慢を重ねてきた」のであって、当然の主張だということになる。
経営者側は、今まで信じられない様に安い給料で、まともな残業代も払わずに自社のシステム全般の面倒を見させてきたのはずいぶん無茶な事だと言うことはすっかり忘れているから、そんな仕事は誰にでもできると思って、当然、この交渉は決裂して、「だったら辞めろ」ということになる。
(彼|彼女)としては、そもそも評価されなかったら辞める積もりで準備は重ねてきたわけだから、全く未練はない。その会社のシステムは崩壊するかも知れないけれども、それは自分を評価しなかった会社の「自業自得」と考えるのである。
もっとも、辞めるヒトが相当に良心的でも、そのヒトがムリにムリを重ねてきて維持してきた社内システムは、そのヒトが辞めただけで崩壊したりするものだ。

経営者側への教訓
  • 一人の社員に頼り切らない
  • 社員の無理に甘えない
  • 不満は溜まる前に汲み上げる
従業員側への教訓
  • 一人で頑張りすぎない
  • 会社の無理に応えない
  • 不満は溜まる前に主張する

マイクロソフト、社長退任の陰でゲーム事業の34人指名解雇[http://bizns.nikkeibp.co.jp/cgi-bin/search/wcs-bun.cgi?ID=253165&FORM=biztechnews]:

と言うわけで、準備をする隙も与えずにリストラする方法もある様だ。
3月20日午前11時。東京都杉並区にある代田橋オフィスの1階ホールに、Xbox事業部に所属する約200人の社員が集められ、緊張した面持ちでこれから起こるであろう出来事に思いを巡らせていた。
(中略)
「Xboxの販売状況は極めて厳しい。残念だが早期退職制度を始める。各自、席に戻って人事部からのメールを確認して指示に従ってほしい」。
で、部屋に戻ってメールを開いてみると、
リストラ対象者のパソコンには、「荷物をまとめて会議室に集まれ」というメールが届いていた。
らしい。
半信半疑のまま指定された会議室に向かうと、 エレベーターや非常階段には 警備員が配置されている。監視役の社員の同行なしではトイレにも行けないという物々しさ。「これじゃ、 まるで犯罪者じゃないか」。ある社員は不安よりも込み上げてくる怒りを抑える方が大変だったと証言する。
会社側は準備万全です。
今までは犯罪者じゃ無かったかも知れないけれども、腹いせに何するか分かりませんから、警備員も監視役も必要だ。

経営者への教訓
  • 指名解雇は抜き打ちで
  • 通知したらその日の内に退職させる
  • 通知したら警備員を配置して監視下に置く
従業員への教訓
  • いきなり解雇通告されても慌てない準備をしておく
  • いつもポケットにICレコーダー
  • 信用できる会社で働く

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■2「元日本兵」のニュースの影で…<< 前の記事 このエントリーをはてなブックマークに追加

どうしてこんなにマスコミ各社盛り上がるのかなぁと考えて、恐い考えになってしまった。荒唐無稽で全く根拠が無い話だけれども。
例えば、政府が国民の関心を逸らしている隙に、何らかの法案を審議、可決に持って行きたいとします。とすると、マスコミ受けするニュースがあると好都合です。
一方、各省庁ではこういう時のためのヒミツのファイルがあって、やり出すと大騒ぎになるけども、ゼンゼン話が進まないネタが貯めてあったりするのです。
で、そのネタ帳を探して、大きく報道されそうなやつをこの機会に手がける…
まぁ、アメリカではある本を購入すると、政府機関の監視下に置かれるという話がありますが、そんなレベルの話です。

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2000年05月31日(水)<< 前の日記 | 次の日記 >>
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■1 続・トンネリング[http://www.nantoka.com/~kei/diary/200005.html?to=200005301#T200005301] このエントリーをはてなブックマークに追加

CATVインターネットでプライベートアドレスアドレスが振られている場合、 IPSECって通してもらえるもんなんでしょうか。

IPSEC[http://www3.takeoff.ne.jp/~tomo/?20000531&to=200005314S1#200005314S1]:

についてちょっと調べて見たのですが、やはりNAT通っていると難しい様に思いました。 ヤマハRTシリーズのインターネットVPN対応[http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/docs/ipsec/index.html] が参考になります。
一般にTCP以外のアプリケーションをNAT経由で使おうとすると、 難しいことが多いので、「PPP over SSH」が妥協点かも知れません。

FreeBSD+ssh+iij-PPPを利用したVPNの構築[http://yam.ex.itc.keio.ac.jp/~hiroyu-y/FreeBSD/ssh.txt]:

というページが参考になります。

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