2005年12月09日(金) << 前の日記 | 次の日記 >>
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■1 続・ みずほ証券、ジェイコム株を誤発注・「1円で61万株」[http://www.nantoka.com/~kei/diary/?200512a&to=200512081#T200512081] このエントリーをはてなブックマークに追加

昨日の件が各紙で報じられている。システムの問題については、 東証、誤発注のジェイコム株売買停止に 事態収拾見えず, asahi.com, 2005年12月9日[http://www.asahi.com/business/update/1209/060.html] の記事が詳しい。
「61万株を1円で売り」と誤って入力。端末からは市場価格との隔たりを示す警告が出たことに気付いたものの、担当者はそのまま作業を続けた。この警告については「よく出るので慣れの中で結果的に無視してしまった」という。
多すぎる警告問題。警告が頻繁に出ると、無視するのがルーチンワークになって警告の意味が無くなる。セキュアなシステムを構築する時に共通して直面する課題だ。
もう一つの問題。
コンピューター上では、「1円」で出した売り注文の価格がストップ安となっていた市場価格「57万2000円」に自動更新されていたので、取り消し注文は「57万2000円」で出さなければならなかった。ところが、みずほ側がそれに気づかず、「1円」のまま取り消し注文を出したので、取り消しが効かなかった。このため誤発注の収拾策として買い注文を出し始めた。
注文の時は、自動更新されるのに取り消し注文は自動更新されないというのは、仕様かも知れないが、だとすれば仕様のバグではなかろうか。
慌てて取り消し注文出したのに、何度やっても受け付けられない状況で、担当者の混乱が目に浮かぶようだ。
東証には、異常な売買注文がきても、成立前にチェックする仕組みがない。「銘柄ごとに発行株式数を確認するとシステムに負荷がかかり過ぎる」との理由からだ。
これも仕様としてお粗末な気がする。利用者の誤入力一つで市場全体が混乱に陥る仕様ということなのだから。
もっとも、東証のシステムは来るデータ信用して処理するから、異常データを入れないのは証券会社側の責任だという責任分界点があるのであれば、それでも良いのだけど、であれば、こういう異常データを入れるとどの様に処理されるかということを開示しておく必要があるように思う。
証券会社側のシステムでフェールセーフを入れるとすると、恐らく担当者毎に最大のリスクは決まっているだろうから、その枠を超えた注文をさせないようにする仕組みが考えられるだろう。現実的なリスク(金額)を設定すれば、通常の操作には影響を及ぼさないフェールセーフが実現できる筈だ。

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